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[インタビュー]シェリン、ファンからの質問に答える

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はじめに-運営者より-

 この記事のオリジナルは、オリンピック・リヨンの非公式タンブラーがサイト上で公開したスウェーデン代表、ロッタシェリン選手へのインタビュー記事です。そしてこの記事はその日本語訳版になります。掲載元のサイト名は、Olympique Lyonnais Fémininで、この翻訳の元となった記事のリンクはLotta Schelin Answers Your Questionsです。翻訳を許可して下さった運営者様に感謝いたします。

 インタビューの形式に触れておくと、これは本人に直接会い生で行われたものではありません。オーナーの方が、まずサイト上でユーザーの方々から質問を募集した上で、それをシェリン選手側に(恐らくメールで)送り、返って来たものを編集するという形がとられています。それでは以下からが本文となります。


ロッタ・シェリン、ファンからの質問に答える。(原文)

自国開催で迎えたEURO2013はとても素晴らしく、記憶に残る経験でした
サッカー選手としていちばん良い思い出は? -ルイーズ(スウェーデン)
シェリン:1つの試合でということなら、フランスに勝ってW杯で3位になったときの試合ですね。その試合でゴールを決めたし、それが銅メダルにも繫がりました。総合的に振り返ってなら、自国開催のEURO2013です。決勝までいけなかったけれど、とても素晴らしく、記憶に残る経験でした。
どのように学業とサッカー生活を両立させていましたか?また、プロサッカー選手になる前に何か勉強していましたか -アンリ(オランダ)
シェリン:とてもうまくやっていましたよ。ハイスクール時代にイェーテボリでプレーしていましたが、学校側は代表チームに招集されたりすることを理解してくれていました。最終学年のときに怪我をしてしまったのですが、そのおかげで勉強に費やす時間が増えたは不幸中の幸いでした。後に、イェーテボリでの社会学に加えて、ここリヨンではフランス語をかなり勉強していますね。
個人やクラブで日常的にやるトレーニングはどんな感じですか?例えば、フットワーク向上のためにダンスしたりボクササイズをしたりすることはありますか?それか、空いた時間に卓球をしたりとか。はたまた、イブラヒモビッチみたいにテコンドーをやったりしますか? -BK Höllviken 03 Girls(スウェーデン)
シェリン:どれもやりません。プロの選手として クラブの時間だけ集中してトレーニングするように定められているし、オフの時間は休むためにあるものですから。リヨンでは週に5,6度、ボールを使ったセッションと、2,3回の身体トレーニングをこなします。この2つのメニューが重なって忙しい日もありますが、週のうちの1日はオフと決まっています。
今までのゴールの中でのベストなゴールは? -ベス(イギリス)
シェリン:良い質問ですね。リヨンは最近、チャンピオンズリーグでオランダのチーム(訳注=FC Twenteのこと)と試合をしたのですが、その試合でのキーパーの裏をかいて決めたゴールですね(そのゴールのGIF => 参照)。他にももっと大切なゴールはありますが、とりあえずはそれでしょうか。
イェーテボリとリヨン、そしてスウェーデン代表でもプレーしてきて、いろんなディフェンダーと出会ったと思います。その中で、誰が一番印象に残ってますか?そして、誰が一番やりにくかったですか -フィリップ(フランス)
シェリン:たくさんいるのですが、アメリカ代表のクリスティー・ランポーンは速くて完成されている選手でしたね。私も速い選手なのですが、それだけにやりにくかったです。他には、ハンナ・マークランド(訳注=2008年までプレーしたスウェーデン代表のディフェンダー。スウェーデンのリーグでも活躍。cf.Wikipedia: Hanna Marklund)もライン際の駆け引きが巧みで、良いディフェンダーでした。
あなたの経歴を見ると、長いキャリアの中でも2つのクラブでしかプレーしていないですね。これは女子サッカー界ではとても珍しいことです。そのことによる一番の強みは何ですか? -ヒラリー(アメリカ)
シェリン:安心感を得られること。それだけでなく、チームとして共に戦ってゴールの喜びを分かち合う中で育まれる、本当の意味での「クラブ愛」のようなものが得られることではないでしょうか。
スウェーデンとフランスが決勝で当たったら素晴らしいでしょう…
スンダーゲ監督が代表チームのキャプテンにあなたを任命した時、どのように感じましたか。そしてキャプテンとして迎えたホームでのEURO2013はいかがでしたか?キャプテンに任命されたことによる責任感によってあなた自身に何か変化はありましたか? -カタリーナ(ドイツ)
シェリン:とても名誉なことだと思いました。キャプテンに任命されるということは、自分の今までのキャリアがそれに値するということですからね。 セガーと共にスウェーデンを代表するのはとても楽しみなものでもありました(訳注=スンダーゲ監督は2012年10月にシェリンとセガーのふたりをキャプテンに選び、実際にどちらにキャプテンマークを付けるかは試合毎の状況に照らして判断する方針をとった cf.参照)。ウッレヴィ(注= イェーテボリにあるスウェーデン女子代表チームが使用するスタジアム)のピッチにキャプテンマークを巻いて入場するというのは格別なことでした。でも、私自身に変化はありません。スウェーデン代表はまだ常勝というわけでもないので、一番大事なのは代表チームがもっと強いチームに変われるように皆が貢献することだと思います。
2015年W杯のスウェーデンは、いけますかね? -ペトラ(オーストリア)
シェリン:さぁ、どうでしょう! 私たちはいつも準備万端ですし、出場権も得て、メダルを得るために戦っていることでしょう。大会までの残る1年と半年の間、頼もしいスンダーゲ監督と共に、私とセガーがチームの核として引っ張っていければ、結果はついてくるでしょう。
W杯決勝で当たるチームを選べるとしたらどこがいいですか? -マリア(チリ)
シェリン:フランス。スウェーデンとフランスが決勝でぶつかったら素晴らしいでしょうね。もちろんスウェーデンが勝つ限りにおいてですけれどね!
ドリームチームというものを組んだらあなたは11人の中の1人に入ります。では、あなたと肩を並べている他の10人は誰ですか。 -ダナ(アメリカ)
シェリン:ありがとう。リヨンはリヨンでもうドリームチームでしょう。けど、私としてはリヨンとスウェーデン代表を組み合わせたら完璧になると思います。
リヨンのみんなはそれぞれ何かしらに秀でています。
今シーズンを振り返って、満足してますか? もしそうでないなら理由を。-クラウディア(フランス)
シェリン:ベストなシーズンではないです。きっと、チームは曲がり角にいるような感じで、チャンピオンズ・リーグを既に敗退したことを考えると、全体的に見てベストなシーズンとは言えません。CLで敗退についてはもう考えなくなりましたが、過去にはもっと良いシーズンがありましたね。
リヨンでキャリアを終える可能性はありますか? -ノエミ(フランス)
シェリン:それはないと思います。私はいつもイェーテボリに戻りたいと願っているしそう思い描いてもいます。 リヨンで何か得るものがあると強く思える限り、もちろんリヨンには居るつもりです。けれど、スウェーデンに戻ってイェーテボリでもう一年かそれ以上プレーしたいです。
フランス女子1部リーグのレベルについてどう思いますか? -テディ(フランス)
シェリン:上位4チーム(訳注=リヨン、PSG、ジュビジー、モンペリエのこと)に関しては、常に高いレベルにありますが、下位のチームがあまり訓練されていないのでレベルが低いのが問題です。そういうチームは平均して週に3回しか練習していないといいます。 実力以前に、練習時間だけを単純に比較しても十分ではありません。
リヨンに来て欲しい選手は誰かいますか? -マイリス(フランス)
シェリン:どうなんでしょうね。リヨンには既に素晴らしいプレイヤーがいるし、チームとしても完成されています。だから特に思い浮かぶ人は居ません。でも、文化的に異なるバックグラウンドをもつ選手が増えれば楽しいでしょうね。
チームメイトの中で最も賞賛に値すると思うのはだれですか。理由とともに教えて下さい。 -匿名希望(フランス)
シェリン:リヨンのチームが凄いのは皆が一流の選手だということです。とりわけ、ネシブの鮮やかで素晴らしいテクニックは格別ですね。でも、リヨンのみんなはそれぞれ何かしらに秀でています。
次の5つの質問から連想するリヨンの選手をそれぞれ教えてください。まず、料理が一番得意なのは誰ですか?-ブライアン(フランス)
シェリン:サブリナ・ヴィギエの料理は本当に上手です。プラザも良い料理を作ります。あと、フランコも負けてません。
2つめ。冗談が一番面白いのは?
シェリン:これもサブリナです。
3つめ。もっとも面倒くさがりなのは?
シェリン:いないと思います。でも強いて言えば、トミスでしょうか。彼女は信じられないほど身体能力が高いので。皆と同じ練習量をこなす必要がない選手なんです。
4つめ。いちばんシャイな選手は?
シェリン:ネシブがとってもシャイです。彼女はそのせいで、周りのことに興味の無い人間だと見なされ、他人に悪く受け止められることがあるのですが、それは単にシャイなだけなのです。
最後です。もっとも知的なのは?
シェリン:みんなそれぞれに知的な面はあります。中でもディッケンマンは聡明でいくつかの言語に習熟しています。

シェリン選手のインタビューはここで終わります

ロッタ・シェリン プロフィール
ロッタ・シェリンの画像
ロッタ・シェリン(from Wikipedia)

 1984年2月27日、スウェーデンで生まれる。身長179cmの長身FWで、女子サッカー界を代表するストライカー。オリンピック・リヨン所属で、スウェーデン代表としても活躍し、A代表129試合出場63得点。昨年自国で開催されたUEFA2013では、チームは準決勝でドイツに敗れたものの、自身は大会5得点で最多得点者に輝いた。