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Month: 6月 2014

 6月には多くの女子サッカーの国際試合が行われます。全体としては、ヨーロッパで女子ワールドカップ2015カナダ大会の予選が多く行われ、その間にいくつかの親善試合が挟まって行われる形となっています。下のリストでは、日付に赤い下線が引かれているものが親善試合です。また、ヨーロッパ予選の試合は、全てを掲載すると膨大な量になってしまうので、すべての予定と結果は、UEFAの公式サイトのページをご覧ください。なお、試合時間はすべて日本時間です。

  • 6/12ブラジル 0-0 フランス(親善試合)詳細
  • 6/14, 22:00 チェコ – イタリア (欧州予選グループ2)詳細
  • 6/14, 23:00 スイス – イスラエル(欧州予選グループ3)詳細
  • 6/14, 23:00ウェールズ – トルコ(欧州予選グループ6)詳細
  • 6/14, 23:00ベラルーシ – イングランド(欧州予選グループ6)詳細
  • 6/15, 1:00スウェーデン – スコットランド(欧州予選グループ4)詳細
  • 6/15, 8:30 アメリカ – フランス (親善試合)詳細
  • 6/15, 20:00 デンマーク – アイスランド (欧州予選グループ3)詳細
  • 6/16, 16:00 ニュージーランド – ブラジル (親善試合)詳細
  • 6/19, 11:00 カナダ – ドイツ (親善試合)詳細
  • 6/19, 15:30 ニュージーランド – ブラジル (親善試合)詳細
  • 6/20, 0:00 ベラルーシ – ウェールズ(欧州予選グループ6)詳細
  • 6/20, 0:00 ウクライナ – イングランド (欧州予選グループ6)詳細
  • 6/20, 2:00 フェロー諸島 – スウェーデン (欧州予選グループ4)詳細
  • 6/20, 3:45 北アイルランド – スコットランド(欧州予選グループ4)詳細
  • 6/20, 8:30 アメリカ – フランス (親善試合)詳細

 ドイツ代表と、フランス代表は6月に予選試合が無い為に、共に北アメリカ遠征を控えています。ドイツがカナダと戦う場所は、先日ワールドカップ決勝に使用されることが決まったバンクーバーのBCプレイスです。フランスは今月12日に仏領ギアナで行われたブラジルとの親善試合をスコアレスドローで終えた後、アメリカはフロリダに乗りこみました。試合は、明日の朝に行われます。

 ヨーロッパを拠点にしていたプレイヤーたちが、リーグの全日程を終えたり契約満了となったりして、NWSLに戻ってくる時期がやって来た。これによって、現在、順位的に芳しくないチームが巻き返してくる可能性がある。昨年の例では、リヨンからラピーノがシアトル・レインに戻ると、それまで開幕から10戦で1分け9敗という結果だったシアトルが、その後の6試合で4勝2敗と巻き返した例がある(リーグ終盤では再び負け越してしまったが)。

 このリストに含まれる選手達は現役のA代表メンバーであり、チームにとって大きな戦力となるのは間違いない。
 なおここでは、ヨーロッパでのシーズン中から、すでにアメリカのチームへの加入が決定していた選手のみを取り扱う。シーズン終了後に新たに契約してNWSLに参加する選手は取り上げない。

ベロニカ・ボケーテ(ティレソー -> ポートランド・ソーンズ)

 ボケーテは、WCL決勝でのゴールが記憶に新しいスペイン代表の選手(このリストの中で唯一の非アメリカ国籍)。既に、ポートランドに到着しており、近日中にも試合で見られることだろう。アメリカに到着した際のインタビューはこちら(Portland Thorns video: Veronica Boquete talks about first training session)から見る事ができる。

クリステン・プレス(ティレソー -> シカゴ・レッドスターズ)

 WCLでは決勝でヴォルフスブルクのミュラーが2得点したために惜しくも、得点ランキング1位を逃してしまったプレス。アルガルベで日本との試合にもスタメンで出場している。シカゴは、現在、5月のアウェイ4連勝で調子を上げている中、プレスのチーム合流は更なる追い風となるだろう。

サラ・ヘイゲン(バイエルン -> FCカンザスシティ)

 ヘイゲンは、1989年生まれのフォワードで、今年のアルガルベカップでのスウェーデン戦でA代表デビューをした。FCカンザスシティには、リトルと得点ランキング1位を争うロドリゲスがすでにいるが、この長身フォワード(身長180cm)の加入によって、チームの攻撃力はより増すだろう。

トビン・ヒース(パリSG -> ポートランド・ソーンズ)

 ヒースは、6月7日にクープ・ドゥ・フランス決勝を控えていて、なおかつ帰国時期がアメリカ代表とフランス代表との間の親善試合の日程と重なってしまうため、チームへの合流は今月中旬から下旬になると見られている。

メーガン・クリンゲンバーグ(ティレソー -> ヒューストン・ダッシュ)
ホイットニー・エンゲン(ティレソー -> ヒューストン・ダッシュ)

 この2選手も、ボケーテ、プレスと同じく、ティレソーとの契約満了のためにNWSLのチームに合流する選手だ。2人ともディフェンダーで、6月のフランスとの親善試合に備えたアメリカ女子代表メンバーにも招集されている。なお、既に練習に合流しており、近々試合にも出場すると見られている。

 6月1日、アーセナルLとエバートンによるFA Women’s Cup決勝戦が行われた。試合は、15分にスミスが鮮やかな直接FKを決め、後半17分には近賀ゆかりが、移籍後初得点となるゴール。この2点を守りきったアーセナルLがエバートンを下し、みごと13度目のFA Cupの頂点に立った。

[動画上:試合のハイライト(※近賀のゴールは2:15から)]

 大野、近賀の日本人デュオは先発フル出場した。

[写真上:優勝後の記者会見でのカー監督。カー監督はこの試合でチームを去ることが決まっている。]


参考リンク

 フランスリーグ女子1部は、6月1日の試合をもって全22試合を終えた。最終節までもつれた、PSGとジュビジーとの間のWCL出場権をかけた戦いは、両チームが勝利したことによって、2位を維持したPSGが出場権を得ることとなった。

 それぞれの試合のスコアは、ジュビジーが降格の決まったミュレに10-0で、PSGがイズールに4-0で勝利。以下の表は、上位3チームの最終的な順位となっている。

上位3チームの2013-14シーズンの成績
順位 チーム 勝ち点 得失点差
1 リヨン 21 0 1 85 83
2 PSG 18 2 2 78 71
3 ジュビジー 18 1 3 77 40

 前節で優勝を決めていたリヨンは、ホームでエナン・ボーモンとの試合を行い、アビリーの2ゴールなどで7-0で勝利。熊谷紗希はフル出場でチームに貢献した。なお、リヨンとPSGは6月7日にクープ・ドゥ・フランス決勝戦を行う。これがフランス女子サッカー2013-14シーズン最後の公式戦となる。また、リヨンのレール監督にとって、リヨンでの最後の試合となる。


参考リンク

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 残り21節、22節の2試合となった女子ブンデスリーガ。6月1日14時(現地)からドイツ各地で第21節がキックオフとなった。

 1位のフランクフルトは、3位のポツダムをホームで迎えた。日本人選手同士の対決ともなったこの試合、スターティングメンバーには安藤梢だけがなでしこジャパンのメンバーの中では名を連ねた。試合は、前半終了間際に、来シーズンからはPSGでプレーするとの報道が一部ではあるアルシが得点し、ホームの声援を受けたフランクフルトが先制した。

 しかし、61分に、フランクフルトのディフェンダーがヘディングでしたバックパスがキーパーの頭を越えてしまい、それがそのままゴールに吸い込まれて行き同点となった(1-1)。さらにポツダムは、80分にPKのチャンスを得た。しかし、これはフランクフルトのGK、シューマンが左に飛んで阻む。ボールはキャッチされずに弾かれ、PKを蹴りその後詰めていた選手がこれをボレーで再びシュートしたが、大きくゴール上にそれた。フランクフルトは何とか相手の勝ち越しを免れた。

 試合は劇的な幕切れとなった。試合終了間際、アディショナルタイム2分台に、フランクフルトがFKから長いボールをペナルティエリア内に放り込むと、怪我から復帰し途中出場していたシリア・シャジッチに渡り、最終的にはそれをGarefrekesがヘディングで押し込んで勝ち越しに成功。これが決勝点となり、フランクフルトは優勝の為に必要な(さらに、WCL出場権を獲得を決める)とても大きな勝ち点3を得た。一方のポツダムは、第16節には暫定首位にまでなったこともあったが、終盤になって2試合続けて勝ち星を落としてしまった。同じ21節に、2位のヴォルフスブルクがクロッペンブルクに勝ったため、ここでポツダムは優勝争いから脱落してしまった。

 フランクフルトの最終節は、アウェイでのヴォルフスブルク戦だ。勝ち点1差で首位を争うこの2チームの試合は、そのまま優勝決定戦となる。

 日本人選手情報としては、フランクフルトの安藤梢はフル出場、田中明日菜は出場無し。ポツダムの永里は、70分から途中出場した。


参考リンク