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Month: 7月 2014

川澄奈穂美(シアトル・レイン)が、2度目のNWSLのPlayer of the Weekに選出された。7月28日に行われたポートランド・ソーンズとの試合での、2ゴール1アシストの活躍を受けての受賞となった。川澄の受賞は、7月6日のボストン戦のあとの選出に続いて、今月だけでも2度目となった。

以下の動画は、受賞の対象となった試合のハイライト。川澄のゴールを素早く見たい方は、デスクトップ環境でリンク先に飛んだ後、URLの末尾に「#t=198」(1点目)か「#t=283」(2点目)を追加して再読み込みをすることで簡単にみることができる(それか、3分18秒か4分43秒に合わせる)。

川澄選手が1度目選ばれてからのPlayer of the Week受賞選手
選手 国籍 チーム 備考
13 川澄奈穂美 日本 SRFC 同点ゴール、勝ち越しゴールの2得点の活躍
14 ヴェロニカ・ボケーテ スペイン PTFC 2ゴール2アシストで7-1の大勝に貢献
15 クリスティン・シンクレア カナダ PTFC ボストン戦で46分でハットトリック
16 川澄奈穂美 日本 SRFC 2ゴール1アシストで西海岸対決の勝利に貢献

シアトル・レインは、最短で7月31日にシーズン優勝が決定する可能性がある。残念ながら、この試合はYouTubeで見る事ができない。


参考リンク

 スイスのヴァレーで8月上旬に、ヨーロッパの強豪4クラブが集まってカップ戦を行う。この4クラブの構成は、フランスからはリヨンとPSGの2チーム、スペインからは2013-14シーズンのリーグ&カップ覇者のバルセロナ、そしてベルギーからアンデルレヒトとなっている。

 試合は、8月7日、8月9日の2日に分けて行われる。組み合わせは、初戦がそれぞれリヨンvsアンデルレヒト(16時K.O.)、バルセロナvsPSG(19時K.O.)というスケジュール。9日は順位決定戦となっており、負けたクラブ同士が15時から対戦し、勝ったクラブ同士が18時から決勝戦を行う。なお、今の記した時間は全て現地時間。

 試合が行われるのは、ヴァレー州レンスにあるスタッド・デュ・クリスト-ロワ。夏でも割と涼しいので、8月の暑さも気にならないだろう(上地図)。

 大会公式ウェブサイトはhttp://www.valaiscups.com/en/womencup/homeからアクセス可能で、公式Twitterは、@ValaisFSCをフォロー。

川澄、木龍両選手が移籍したこともあり、NWSLをYouTubeでチェックしている方も多いと思います。特に今シーズンのシアトルは強く、開幕以来わずか1敗で、既にプレーオフ進出を決めています。プレーオフでの優勝を期待している方も多いことでしょう。

しかし、残念なことですが、YouTubeでプレーオフを見る事はできません。詳しく言うと、プレーオフの3試合とレギュラーシーズンの6試合はYouTubeで放映されません。これは、アメリカのスポーツ専門チャンネルであるESPNが放送権を買い取ったためです。これは、NWSLが5月28日に公開した文書で明らかにされました。該当の試合は以下の9試合です(時間は日本時間)。

日時 Home Away 放送局
07/21 06:00 ポートランド・ソーンズ 6 3 ボストン・ブレーカーズ ESPN2
07/31 10:00 ヒューストン・ダッシュ シアトル・レイン ESPN3
08/04 11:00 ポートランド・ソーンズ ヒューストン・ダッシュ ESPN2
08/10 10:00 ヒューストン・ダッシュ スカイブルー ESPN3
08/14 8:00 WNYフラッシュ スカイブルー ESPN2
08/18 6:00 ポートランド・ソーンズ シアトル・レイン ESPN3
08/24 2:00 PLAYOFF PLAYOFF ESPN2
08/25 4/11:00 PLAYOFF PLAYOFF ESPN2
09/01 4:00 PLAYOFF PLAYOFF ESPN2

これらのうち、ESPN3と表記されているものに関しては、ESPN3のサイト上でライブストリーミング放送がなされるので、なんとかして見る方法はあるかもしれませんが、ESPN2の場合はアメリカ在住でないと厳しいのではないかと思います。

なお、これまでの話はすべてオーバーグラウンドのレベルの話であり、広大なインターネットの世界のアンダーなところを探せば、見る方法はゼロということもないのではないか、と思います。具体的には述べられませんが、試合が始まる1日前からシアトルの選手たちのTwitterアカウントをフォローしておくと良いと思います。とはいえ、この場合、いかなることがあろうとも自己責任でお願いします。

日本に住んでいて、試合にアクセスできないサポーターにとっては残念なことなのは確かです。しかし、YouTubeで放送した場合は、1万人以下のコアなサポーターが見るに留まるのに対し、こうした大手のチャンネルが放送することによって、潜在的な視聴者数、およそ1億人に開かれることになります。この内のたった0.1%が見ただけだとしても、総数としては10万人ということになるので、長い目で見ればアメリカ女子サッカーのファン層を広げることに繫がるのだと思います。

 アメリカにおける女子サッカーの認知度とアメリカ代表のアレックス・モーガンがどれだけ人気があるのかを象徴するようなエピソードとして書き残しておきます。(※軽いネタ記事だと思ってください。コラムなので口調が変わります。)

発端は、NWSLのクラブ、ワシントン・スピリットがホームでのポートランド・ソーンズとの試合を予告するツイートからでした。以下がそのツイートです。

 ワシントン・スピリット「アレックス・モーガンがまたワシントンD.C.にやってくる – ワシントンvsポートランド 7月23日の午後7時にスタジアムでお会いしましょう!」

 ワシントン「アレックス・モーガンとソーンズがやってくる23日の試合で、子供の為の企画が限定であります。スタジアムでお会いしましょう!」

 ワシントン「アレックス・モーガンとソーンズがD.C.にやって来ています。7月23日の午後7時にスタジアムでお会いしましょう!」


 と、こんな風に、アレックス・モーガンを全面に押し出して、試合開催を宣伝していたわけです。これらのツイートでやっぱり気になるのは、「アレックス・モーガンとソーンズ」という奇妙な言い回しで、スピリットのアカウントをフォローしているサポーターからも、「どうして敵チームの選手をそんなにフィーチャーするんだ?」というような軽い文句が出るなど、少し話題になっていました。

 その後、アレックス・モーガン本人が、スピリットのツイートに気づき、それらをキャプチャした上で以下のようにツイートしました。「今日は試合!ええ、ソーンズが来てますよ……。(なんでソーンスを強調してるのかと言うと)こういうツイートがあったのを知っているでしょう!」


 モーガンのTwitterでのフォロワー数は約1,500,000人おり、これは同じアメリカ代表でよりキャリアの長い、ホープ・ソロ(約850,000フォロワー)、ワンバック(約440,000フォロワー)、ランポーン(約220,000フォロワー)などを凌駕する数字で、いかにファンが多いかが表れていると思います。恐らく、ワシントンのツイートが上で紹介したようになったのは、「女子サッカーは興味ないけれど、モーガンは好き」という人々を動員する為の工夫だったのかもしれません。

 加えて、試合当日でちょっと面白かったのは、会場の物販でした。ワシントンは、その日3枚のユニフォームを売っていたのですが、そのうちの1枚は、ワシントン所属でカナダ代表のダイアナ・マシスンのサイン入りのもの、もう1枚はワシントン所属でアメリカ代表のクリーガーのサイン入りのもの。そして、最後のひとつは、アメリカ代表のアレックス・モーガンの13番のユニフォームだったということです。(サラ・ガーケさんのTweet参照)

 なお、この、モーガンとソーンズがやってきた日の集客数は3,854人で、この試合が行われる前までのワシントンの平均観客数3193人を上回りました。


7.27 7:40にホープ・ソロのフォロワー数を追加

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 今季、14節までに2得点以上の試合が3試合しか無く、順位では9位と苦戦しているASエルフェン埼玉に、ニュージーランド代表フォワードが加入することになった。ニュージーランドのサッカー協会である、New Zealand Footballのウェブサイト、及びTwitter上で日本時間の今朝、明らかにされた。

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Sarah Gregorius” by CamwOwn work. Licensed under CC BY-SA 3.0 via Wikimedia Commons.

 グレゴリウスの今回の移籍の決断には、アジアカップ前の壮行試合で来日し、なでしこジャパンと試合をしたことが影響していると言う(グレゴリウスはその試合にフル出場している)。

 日本女子サッカーの印象については、「日本のサッカースタイルは私みたいなプレイヤーにはよく合うと思う。私も日本人プレーヤと同じように比較的背が小さい方だし(※1)、彼女達はとても素早く技術巧みにプレーする。私が磨いていきたいのはそういうところ」と語っており、「ポゼッションサッカーを学ぶには理想的な場所。ニュージーランド代表にも還元したい」(大意)ともコメントしている。また、日本女子代表が2011年のワールドカップで優勝したことと、今年のU-17がコスタリカ大会で優勝した実績も含めて、高く評価していることが伺える。

 グレゴリウスは、8月4日に来日へ向け出発する予定で、それまでの間はU-20ワールドカップに出場するU-20のナショナルチームのトレーニングに参加する。また期限については、記事によると、12月にリーグが終わるまでとあるので、少なくともエキサイティングシリーズ終了までチームに加わることになる。

 これで、今シーズンに入ってから、なでしこリーグに加入した外国人選手は伊賀のタミカ・バット、エリース・ケロンドナイト、そしてINACのクレア・ポーキンホーンに続いて4人目となった。

サラ・グレゴリウス選手プロフィール
1987年8月6日生まれ。身長157cm。ニュージーランド代表フォワード。前所属クラブ:リヴァプール レディース。代表通算53試合出場18得点

 ※1原文 “they tend to be a little bit smaller”ちょっと訳が怪しいかもしれません。文脈に合わせて多少意訳しましたが。指摘があると助かります。


参考リンク

 7月23日の全体練習から、オリンピック・リヨンの2014-15シーズンが始まった。今年のリヨンは、選手の構成にはあまり大きな変化は見られなかったが、監督、コーチに変化があった。

 4年間リヨンを指揮していたレール氏が去った後の新監督に、ジェラール・プレシュール氏が就任することが先月に発表された。また、2012-13シーズンを持って現役を引退し、その後はチームスタッフとしてリヨンに携わっていた、ソニア・ボンパストーが、今シーズンからアシスタント・コーチとして新たにリヨンとの契約を結んだ。

 リヨン公式サイトで掲載されたインタビューで、目標を聞かれたプレシュール監督は、「再びヨーロッパの頂点に立つこと」と述べた。リヨンは国内でこそほとんどど敵がいない状況だが、チャンピオンズリーグでは2年連続でドイツ勢に破れ、特に、昨年のチャンピオンリーグでは早い段階でポツダムに負け、ベスト16に留まってしまった。プレシュール氏には、2011-12シーズン以来のWCL制覇という大きな重圧がかかっている。

 この初日のトレーニングには、ルイザ・ネシブや熊谷紗希といった昨年からのメンバーらに加えて、ポツダムから移籍したばかりでノルウェー代表の、Ada Hegerberg(アダ・ヘイヘルバー or アダ・ヘイヘルバーク)と、サンテティエンヌから獲得したゴールキーパー、ジェラールも参加した。もうひとりの新入団選手(ユースチームからプロ契約)である、イヴ・ペリセは、U-20女子ワールドカップに出場する為にチームを離れている。練習の様子は、Ortega Alexさんのツイートから写真で見ることができる。


 ※筆者より/フランスとドイツの詳しい移籍動向については、別途記事にして公開します。


参考リンク

 7月20日(現地)に行われた、NWSLのシアトル・レインとシカゴ・レッドスターズの試合結果は1対1の引き分けとなった。この引き分けによって、シアトルは勝ち点を43とし、8月下旬にリーグの上位4チームで争うプレーオフへの進出を決めた。20日の日程を終えた時点で、2位のFCカンザスシティとは9ポイント差をつけている。

 シアトルはプレーオフを除いて今シーズンでは6試合残しており、次戦は同じホームで3位のポートランド・ソーンズと対戦する。

 試合は、65分からノゲイラに代わって出場したゴーベルヤネズが先制ゴールを決めた。70分に川澄が右サイド25メートル付近からペナルティエリア内中央にクロスを入れ、流れたボールをルルー、フレッチャーとゴールエリア周辺で素早くつないで、最後はその回って来たボールをゴーベルヤネズがゴールマウスに沈めた。一方のシカゴも、その約10分後にシアトルの最終ラインでバーンズがクリアしきれなかったところをホイが奪い、そのホイのラストパスを受けホープ・ソロと1対1となったクリステン・プレスが落ち着いて決めて同点とした。

 なお、今回の試合では、メーガン・ラピーノが再びスターティングメンバーに復帰した。代わりにサブに入ったのは、同じアメリカ代表メンバーのシドニー・ルルー。2人は、51分に入れ替わった。なでしこジャパンの川澄奈穂美はフル出場した。


参考リンク

 ドイツのクラブが順に2014-15シーズンに向けたトレーニングに入り、フランス、ドイツを中心とするヨーロッパ女子サッカーの移籍動向も佳境に入って来た。残りの目玉は、マルタの移籍先がどこになるかだけと見られていた矢先、今月の中旬になって、思わぬ所から大きな移籍話が舞い込んで来た。

 それは、ドイツ代表でフランクフルト所属の、マロジャンについてのものだ。フランス女子1部のパリSGとリヨンが、マロジャンにオファーをしている最中だという。これを早い段階で報じたのは、7月10日(現地)のビルド紙のオンライン版で、その後噂としてサポーター達の間で話題になった。

 そして、今月18日(現地)にマロジャンが自身のFacebookページでコメントを公開し、オファーがあったことを認めた。また、同時にマロジャン自身がフランスでの挑戦を望んでいることも書かれており、本人は移籍に前向きのようだ。メッセージの最後には「まだ正確なことは言える段階ではない」と断りをしつつも、「事実としてあるのは、2年の契約がまだ残っている」と示唆するような文で終えた。

 この話の結果が明らかになるのは、恐らく、クラブ間での金銭交渉の決着がついてからということになるだろう。