advertisement.

HOME<書かれた記事の一覧<女子ワールドカップカナダ大会の人工芝問題 (第一回あらすじ)

女子ワールドカップカナダ大会の人工芝問題 (第一回あらすじ)

Pocket
Share on Facebook

 人工芝のスタジアムが、初めてワールドカップで使用される予定の2015年カナダ大会。ワンバックを含む世界のトップ選手達は人工芝スタジアムの使用に対して抗議をしつづけてきた。チケットの一般発売まで約1ヵ月と迫った時期に、抗議に対して沈黙を続けていたFIFAとカナダサッカー協会に対し、選手らは法的手段も辞さないとして法律専門家を通じて抗議の意見書を送った。

 これが大きく取り上げられることになった。その後、元イングランド代表のホワイトがBBCの取材に、アメリカ代表のワンバックがニューヨークタイムズの取材に応じ、ますます耳目を集めることになった。ボールの転がるスピードやスライディングの際の摩擦による火傷、あるいはバウンドがまばらになるなどの実質的なプレー面の被害だけでなく、選手は「人工芝開催の問題はジェンダーの問題だ」と主張している。

 FIFA会長のブラッターは、「人工芝はモダンフットボールの未来だ(Artificial Turf is the future of modern football)」と語っている。その理由として主に、世界中の人々が気候にとらわれず平等にプレーできる、ということが挙げられている。選手達にとっては、人工芝を推進して行きたいFIFAがカナダ大会を人工芝を利用した大会のモデルケースとして利用しようとしているのではないかと映る。ホワイト曰く、「女子が実験用モルモットであるかのよう」

 この抗議は徐々に波及して行き、現在ではサッカーというスポーツの垣根を超えて支援が広がっている。例えば、NBAのスター選手でフォロワーが5百万人以上のコービー・ブライアントは、Twitterでシドニー・ルルーの芝生で焼けたすねの画像を「アスリートを守れ(#ProtectTheAthlete)」というハッシュタグ付けて「拡散」させた。

現在まで起きていることをまとめると以上のようになる。今後新たなニュースがあるとすれば、FIFAかカナダの協会からの回答だろう(そうであることを願いたい)


以上が8月22日までの概要です。第二回はワンバックのNYTインタビューとやけどについて、第三回は開催スタジアムについての予定です。