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Month: 11月 2014

11月の22日、27日(現地)に行われた女子ワールドカップカナダ大会UEFA予選のプレーオフ決勝で、オランダがイタリアを2戦合計3-2で破り、オランダが女子代表チーム初のワールドカップ本戦出場を決めた。

イタリアのホームで迎えた第2戦では、バイエルン・ミュンヘンでは岩渕真奈と同じフォワードとしてポジション争いをする、フィフィアン・ミデマーが2得点の活躍で2-1で勝利した。この選手は、世代的には日テレ・ベレーザに所属する土光や籾木と同じ1996年生まれの若いプレーヤーで、次世代のスター選手候補の筆頭にあげられる(下写真は、岩渕のTwitterに投稿されたミデマーとの2ショット)。

これで、出場チームは24枠中23まで決まり、残すはエクアドルとトリニダード・トバゴのプレーオフ第2戦の結果を待つのみとなった。12月6日(現地)には、カナダのオタワにて、組み合わせ抽選会が行われる。

オーストラリアからの出場クラブ、メルボルン・ヴィクトリーが27日に来日した。メルボルンは本日(30日)16時10分14時10分からの湯郷ベルとの試合のキックオフを控えている。この試合は、BSフジにて19時から録画で放映される。

注目選手

まず、今年のシアトル・レインに注目してきた人ならば、バーンズとリードという名前に聞き覚えがあるはず。このふたりのディフェンダーは、NWSLのシーズンオフにメルボルンに加入している。残念ながら、同じシアトルのメンバーでウェールズ代表のジェス・フィッシュロックは、昨季の優勝時のメンバーではあるものの、今オフはフラクフルトでプレーしているために、メルボルンにはもう所属していない。
他にも、アジア大会のオーストラリア戦で迫力のあるドリブルを見せつけたオーストラリア代表のベテラン、リサ・デヴァンナがいる。ちなみに、チームは来日後すぐに岡山入りしており、翌日の28日に湯郷ベルの宮間あやとの2ショットがTwitterに投稿されている。アジアカップ以来の代表選手同士の再開となった。
他にも、今季のNWSLではワシントン・スピリットに所属し、5月28日のヒューストンとの試合で、2-2で迎えた後半アディショナルタイム2分に強烈なミドルシュートを決めた(下動画 7:53-)、クリスティーン・ネアーなど魅力的な選手が他にもいる。

湯郷ベル戦のスターティングメンバー

これを書いている最中にメルボルンのスターティングメンバーが発表された。いま紹介した4選手はいずれもスタメンに含まれている。

なでしこリーグエキサイティングシリーズ最終節の翌日にあたる11月25日、「プレナスなでしこリーグ/プレナスチャレンジリーグ2014 表彰式」が開催された。リーグ最優秀選手賞には、年間優勝を果たした浦和レッズレディースのキャプテンの後藤三知が選ばれた。ベストイレブンには、次に挙げる選手が選ばれている(名前をクリックすると、当サイトの選手詳細情報ページに飛びます)。

ジェフLの瀬戸口梢と浦和Lの乗松間で争われたと思われる新人賞の行方は、ベストイレブンにも選ばれた乗松に軍配が上がった。チャレンジリーグの各種表彰も同時になされており、こちらの最優秀選手賞には大阪高槻の1部昇格の原動力となった成宮唯が選ばれている。


なでしこリーグ公式ページによるその他の各種表彰は次の通り。
なでしこリーグ敢闘賞 阪口夢穂 / なでしこリーグ得点王 菅澤優衣香(20得点) / チャレンジリーグ得点王 横山久美(30得点) / チャレンジリーグ新人賞 南野亜里沙(ノジマステラ) / 特別賞 澤穂希(INAC) / 最優秀審判賞 山岸佐知子

INAC神戸レオネッサ所属の澤穂希が、24日にフクダ電子アリーナで行われたなでしこリーグエキサイティングシリーズ最終節に出場し、リーグ通算出場試合数を300の大台に乗せた。会場ではアウェイにもかかわらず、INACとジェフの選手が混じって、澤を祝福するセレモニーが行われた。


川澄奈穂美が11月20日に公開したブログ記事で、チームメイトの田中明日菜と何か作っている最中の写真が掲載されていたが、それは選手たちの写真付きの寄せ書きだったようだ(下埋め込みツイート内の画像)。湯郷ベルの宮間あや(右中段やや上)や、かつて同僚である、近賀ゆかり(中央左上)と那須麻衣子(左上)からもメッセージが寄せられたことがわかる。


なお、2014年のエキサイティングシリーズにおいて、澤の他には、日テレ・ベレーザの岩清水梓が200試合出場、浦和レッズレディースの後藤三知が100試合出場をそれぞれ達成している。

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2014年度の国際女子サッカークラブ選手権には、今年アジア枠が設けられている。毎日新聞が11月21日に報じた情報によると、このアジア予選は、中国の江蘇華泰証券と台湾の台北SCSC、そして沖縄の琉球デイゴスの3チームで争うことになっている。琉球デイゴスはシードになっており、25日に中国と台湾のクラブが戦った後に、決勝として27日にこの勝者と琉球が戦う。

琉球デイゴスは、今年に創設されたばかりのクラブで、チーム名が決定したときの記事が沖縄タイムスで公開されたのも、2014年の6月3日のことだ。それからまだ半年経っていない。

この新しいクラブについて、ネット上で短いドキュメンタリーを見ることができる。「なでしこリーグに参入できるようなチームを沖縄に作りたい」と立ち上がった、J3のサッカークラブFC琉球のマネージャーをつとめる新垣勇太さんを「オロナミンC」の企画「キミハツ」が特集したからだ(3分前後の動画が8本)。

例えば、第6回放送分では、チーム設立時の入団テストの様子を見ることができる(下の動画)。また、第2回では当時の日本女子サッカーリーグ専務理事、田口禎則氏との対談の様子も公開されている。

クラブの選手情報などは、FC琉球のサポーターの方のブログに詳しい。これによると、上の入団テストの結果、合格したのは、15名でうち3名が米国籍選手だという。現在は全18選手で、リンク先ではその名前リストも見ることができる。その中には、愛知東邦大学女子サッカー部出身の稲国彩芽選手も含まれている(琉球新報)。


リンク集


 

12/1 追記

琉球デイゴスはその後、11月27日にIWCC2014のアジア予選を戦った。結果は、中国の江蘇華泰を相手に0-7と大敗し、IWCC出場はならなかった(参照: 沖縄タイムス:  デイゴスに世界の壁 女子サッカークラブ選手権 )。

Q. 今のなでしこリーグには変化はある?

A. なでしこリーグに限って言えばないです。特別な変更がなされない限り、10チームで継続です。変わる点があるとすれば、昇降格するクラブがあるだけです。

Q.今のチャレンジリーグはどうなる?

A.日本女子サッカーリーグ2部としての現在のチャレンジリーグは無くなり、代わりに2015年から今年までチャレンジリーグと呼ばれていたディビジョンは、なでしこリーグ2部となります。チャレンジリーグという名称は、来年度から、日本女子サッカーリーグ3部に受け渡される形になります。

Q. 3部制って?
A. 来年(2015年度)から日本女子サッカーリーグは新たに3部制になります。なでしこリーグ1部、なでしこリーグ2部、チャレンジリーグの3部制です。この辺は話題にする際に少しややこしくなってしまうところです。3部制について詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。

Q. 2部以下を改変するにあたって変わることは?

A.まずチーム数が変わります。なでしこリーグ1部に合わせて、2部も10チームになります。来季の2部についてまず焦点となるのは、現在の16チームの中から、どの10チームが2部所属になるか、ということです。この10チームの選考については、すでに有力な見方があって、それは「今年のチャレンジリーグで、12位以上」という条件です。

なぜ10位以上ではなく、12位以上なのかというと、JFAアカデミー福島と常盤木学園高校が「2015年度なでしこリーグガイドライン認定」の基準を満たしていないため除外できるからです。この見方は、アンジュビオレ広島について取材なさっている、「ひろスポ!」さんも採用している見方です。

Q.来年の3部にあたる、チャレンジリーグについては?

A.来年のチャレンジリーグは、2014年シーズン開始前になでしこリーグ公式サイトで公開された記事(現在は、田口禎則前日本女子サッカーリーグ専務理事の辞職に伴い削除されています。インターネット・アーカイブではこちらからご覧いなれます)によると、東西それぞれ6チームにわかれ、合計12チームで行われる形になります。気にとめておかないといけないことは、新たなチャレンジリーグは、「日本女子サッカーリーグ3部」ではあるけれど、「なでしこリーグ3部」ではないということです。

Q. とりあえず今判明している分で来季の各ディビジョンのクラブ構成はどうなっている?

2015シーズンにそれぞれのディビジョンに属するクラブは以下の様になります。

  • なでしこリーグ1部(湯郷ベル、ベレーザ、浦和L、新潟L、I神戸、ジェフL、ベガルタ、AS埼玉、大阪高槻、伊賀FC)
  • なでしこリーグ2部(日体大、吉備国大、ノジマ、AC長野、ハリマ、スフィーダ、愛媛FC、アンジュ、JSCL、福岡AN)
  • チャレンジリーグ(常盤木、AC福島、静産大ク、C大阪堺、横浜FCシーガルズ、新潟医療福祉大学、大和シルフィード、NGU名古屋FCレディース、ノルディーア北海道、つくばフットボールクラブレディース、バニーズ、益城ルネサンス熊本)

Q. 最終的に確定するのはいつ?

公式な決定として、最終的にどのクラブがどのディビジョンに属するかは、昨年と同時期であれば、来年の1月下旬になでしこリーグ公式サイトでなされるはずです(参照: なでしこリーグ公式- 2014シーズン チーム編成について)。この発表が正式発表ということになります。

[12/22追記]

記事公開後の12月9日に2015年のチーム編成が発表されました。11月23日に公開したチーム編成と変わりはありませんでしたので、入れ替え戦の結果を反映させて、新たに更新いたしまいた。

 


参考リンク

11月下旬は、10月と同様に多くの女子サッカーの国際試合が行われます。11月下旬のヨーロッパ予選のプレーオフと、12月2日の南北アメリカ大陸間のプレーオフで、カナダ大会の全24チームが決定します。その他にも、記録的な観客数が見込まれているイングランドとドイツとの間の親善試合など、興味深い試合が盛りだくさんとなっています(この試合の観客数についてと、今月中旬に行われた東アジアカップ予選については別途記事にして投稿する予定です)。

11月下旬-12月2日に行われる主な女子サッカーの国際試合一覧
日付 時刻 対戦カード 試合詳細 形式
20 15:00 ニカラグア 0-3 コスタリカ
23 2:30 オランダ イタリア URL UEFA PO決勝
2:30 フランス ニュージーランド 親善試合
24 0:00 イングランド ドイツ 親善試合
25 未定 カナダ スウェーデン 親善試合
26 3:00 ノルウェー ニュージーランド 親善試合
27 2:30 フランス ブラジル 親善試合
未定※ カナダ スウェーデン 親善試合
28 4:30 イタリア オランダ URL UEFA PO決勝
3:00 ノルウェー ニュージーランド 親善試合
12/2 18:00※※ トリニダード・トバゴ エクアドル 大陸間PO 2nd leg

※2試合ともに非公開試合か
※※トリニダード・トバゴ vs エクアドル、コスタリカ代表の試合は現地時間


  • 万が一時刻が違っていた場合でも、当サイトは責任を負いかねますので、ご了承ください。
  • タイトルで「11月下旬」としたのは便宜をはかるためで、実際には来月2日までですので、お気をつけください。
  • 11/22追記: フランスとニュージーランドの試合のキックオフ予定日が1日遅いものになっていましたので、訂正しました。申し訳ありません。
  • 11/22追記: コスタリカ代表の結果を追加しました。

アジアサッカー連盟(AFC)は、11日に、男女それぞれの2014シーズン年間最優秀選手の最終候補3選手を発表した。女子で候補になった選手は、なでしこジャパンの宮間あや、同じく日本女子代表の川澄奈穂美、そして、オーストラリア代表のカトリーナ・ゴリーの3選手。最終結果は、11月30日にマニラで行われる表彰式で発表される。


宮間は2011年と2012年に既に最優秀選手に選ばれており、今回受賞となれば3度目で歴代最多となる。宮間と川澄はアジアカップの活躍が、ゴリーは国内リーグでの活躍が認められた上でのノミネートとなった。
なお、宮間と川澄はともに、FIFA女子年間最優秀選手賞にもノミネートされている。こちらは、12月1日に最終候補3名に絞られ、来年1月12日に受賞者が決定する予定 (関連記事:「宮間、川澄がなでしこから選出。 FIFA女子年間最優秀選手のノミネート10選手発表」)。


参考リンク