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Month: 12月 2014

ブラジリアで14日に行われたブラジルとアメリカの試合(ブラジリア国際トーナメント第2節)は、ブラジルが6分、9分にアメリカのロイド(ヒューストン・ダッシュ)とラピーノ(シアトル・レイン)にそれぞれ得点を許したものの、その後、19分、55分、65分にエースのマルタ(ローゼンガード)が立て続けに得点し、逆転勝利した。

アメリカ代表は、ジル・エリス監督になってこれが初黒星となった。サーマンニ監督の時期も含めると、2014年だけで3敗目。アメリカは今回のブラジリア国際トーナメントで未だ勝利なし。19日に発表される最新のFIFAランキングで、徐々に差が詰まりつつあるドイツとの順位逆転が危ぶまれる。

なお、第2節のもうひとつのカード、中国vsアルゼンチンの試合は、6-0で中国が勝利した。次戦は、ブラジルvs中国、アメリカvsアルゼンチンの予定で、これらの結果を受けて、順位決定戦が組まれる。


参考リンク

 

EAギャンガンは、13日にホームでサンテティエンヌとの試合を行った際に、新加入の大滝麻未をサポーターたちに紹介した。大滝はまだフランスに到着したばかりで、私服と見られる姿のまま、メインスタンド前に立った(写真)。また、その直後に初めてチーム公式として撮影された写真もチームのFacebookページに公開されている。大滝は、女子チームの試合だけでなく、14日に行われる男子チームのPSG戦でも紹介される予定だという。

13日の試合後に撮影されたと思われるインタビュー映像がYouTubeに公開されている。そこで目標を聞かれた大滝は、「多くのゴールを決めること」と答え、ギャンガンに入るに至った経緯については、「日本でプレーしていた頃も、リヨンで一度プレーしたこともあって、フランスでもう一度プレーしたいと考えていた。そこで、所属先のチーム探した。友人に相談したところ、その人がギャンガンを紹介してくれた」 (大意)と述べた。

 

 

 

ブラジルの首都、ブラジリアで4カ国の女子代表チームが集まって行われる国際大会(ブラジリア国際トーナメント)が12月10日から開催されている。参加チームは、ホスト国のブラジル代表、世界ランキング1位のアメリカ代表、アジアからは中国代表、そして近隣国のアルゼンチン代表となっている。

10日から17日にかけて、総当たりで試合をした後、21日に上位チーム、下位チームに分かれて、3位決定戦と決勝を行う予定となっている。

日付(現地) スコア
10 中国 1-1 アメリカ
ブラジル 4-0 アルゼンチン
14 アルゼンチン 中国
ブラジル 3-2 アメリカ
17 アメリカ アルゼンチン
ブラジル 中国
21  アルゼンチン 0-0 中国
 ブラジル 0-0 アメリカ

ブラジリア大会は、リオデジャネイロ・オリンピックに備えて、女子サッカーに力を入れているブラジルが主催する大会。2009年に設立され、4つの参加チームはブラジルを除いて毎年変動的に選ばれている。アメリカの参加は今回が初となった。

ブラジル代表は、大会前にエースのマルタが自動車事故にあうトラブルがあったが、マルタは軽症で済み、無事大会前にチームに合流した。第一試合のアルゼンチン戦にも出場したので、この事故の影響はないものとみられる。また、ブラジル代表は、今年の秋に行われた国際試合ではフルメンバーが揃うことはなかったが、今大会では、フランス遠征で抜けたサンジョゼ所属の選手、南米予選で抜けたマルタを含む海外組が合流している。今大会は、3連覇中のブラジル代表が、アメリカ代表の参加があっても連覇を維持できるが注目されている。


 

参考リンク

  • アメリカ代表の招集メンバー (怪我が懸念されるアレックスモーガンがリスト入り。また、2009年以来の招集となったロリ・チャルプニーの復帰が注目されている。チャルプニーは、2008年の北京オリンピックで、準決勝でなでしこジャパンをアメリカが破った試合の2得点目を決めた選手)
  • 今回ブラジル代表に関連する部分では、Twitter上で、NOBUO HIRANO様から多くのことをご教示賜りました。この場を借りてお礼申し上げます。ブラジル代表関連については、この記事以外のも扱う予定です。

 

今シーズン5戦目の湯郷vs浦和

2014年の国際女子サッカークラブ選手権(IWCC)の3位決定戦は、日本のクラブ同士の対決となった。レギュラーシリーズの勝者、岡山湯郷ベルと、エキサイティングシリーズの勝者(年間優勝)、浦和レッズレディースの間で行われたこのカードは、両シリーズの勝者同士のプレーオフ感覚としても楽しめるものだった。

この試合で浦和と湯郷は、今シーズン公式戦5試合目となった。過去4試合の成績は、浦和が3勝、湯郷が1勝で浦和が勝ち越していた。湯郷の1勝は、2014年の初顔合わせとなったなでしこリーグ第6節(5月4日)の試合だ。この戦いで湯郷ベルは、ホームの浦和を相手に完勝した。宮間あやの個人技( 2点目のフリーキックによる得点、3点目の終了間際のミドルシュート)もさることながら、左MFの中野真奈美、右MFの浅野未希、この素早い左右のMFがドリブルで中央に切り込んで何度もチャンスを作った。

その後の3試合では先に述べた通り、浦和の3連勝となった。3度目の対戦となった、再びホームの駒場スタジアムに湯郷を迎えたエキサイティングシリーズ第4節(10月10日)では、今述べた試合のリベンジを果たすように、80分台の3得点を含む計4得点で4-1で快勝した。

そして、今シーズン5回目の対戦となった12月6日のIWCC2014の3位決定戦。

試合は序盤から浦和ペースで進んだ。4分には、左サイドの和田奈央子からゴール前の後藤三知へ、5分には、この日右MFとして出場した齊藤あかねから吉良知夏へと、正確な対角線のクロスが入り、それぞれシュートで終えた。吉良のシュートは、この試合で初の枠内シュートとなった。浦和は立ち上がりに作った流れのまま、13分にに先制点をあげる。後藤の放ったシュートが湯郷のセンターバックのひとり髙橋佐智江の肩にあたり、ボールの軌道がかわってゴール左隅に入った。

前半は、湯郷のキーパー福元美穂が負傷するトラブル(後述)があったが、1-0のスコアのまま終了した。

後半も口火を切ったのは浦和だった。59分に柴田華絵がヘディングで得点し(齊藤の見事なアシスト)、2-0とした。一方の湯郷は、62分にペナルティエリア手前でフリーキック得たが、宮間のシュートはキーパーが正面でキャッチした。直後に、中盤でボールを受けた宮間からペナルティエリア内の有町紗央里へロングパス。有町は頭で中央へ落とし、最後はキーパーの前で松岡実希へと渡るものの、デフェンダーに囲まれうまくシュートできずに(同時にオフサイドで)得点までは至らなかった。

その後試合は再び浦和のペースになる。浦和は、70分台に立て続けに3枚メンバーを変えた。76分から出場した大滝麻未はこの試合の前にギャンガンへの移籍が明らかにされていた。大滝はピッチに入って早々、臼井理恵からのクロスに頭で合わせるも、これはゴール右枠外に外れる。この早稲田ア式蹴球OGラインを次に見られるとすれば代表だろうか。その2分後にまたしても大滝のチャンス。再び左から、今度は後藤から放たれたパスをヘッドで決め、惜別のゴールとなった。これで3-0。

終了間際には、湯郷の最終ラインでコーナーキックからのクリアボールを拾った布志木香帆がボールの扱いに失敗したところを、途中出場の泊志穂が逃さずボールを奪取し、ここから浦和のカウンターとなった。センターサークル内でボールをキープした泊は、岸川奈津希へと一度戻し、その岸川から清家貴子へ、清家から最後は臼井へと渡り左脚で振り切ってフィニッシュ。試合を決定づける4点目が決まった。試合はこのまま、4-0で終了。浦和が、IWCC2014の3位のタイトルを手にした。


80分にみせた泊と石井の中野へのプレスに年間勝者のディシプリンを見た

湯郷はこの試合、完敗だった。公式記録のシュート数を見ても、6-23と大きく下回ってしまった。チームの柱である宮間は、元から献身的なプレースタイルの浦和の柴田に徐々にフィジカル面での改善が見られることもあり、中盤での展開に苦労する場面があった。この試合の湯郷は、セットプレーのチャンスに恵まれなかったわけではないが、この試合ではそこから得点に繋がることはなかった。

今年の初顔合わせで大活躍した中野と浅野は、浦和側で対策が徹底されていた。それが最も顕著だったのが、85分の石井咲希と泊がペナルティエリア付近でボールを持った中野に対してすかさずプレスをかけ、相手の機会を潰したシーンだった。71分にも齊藤と堂園彩乃が2人で挟むシーンはあった。しかし、泊と石井の2人は、今シーズンのリーグで、2人を合わせても合計22分しか出場していない(石井の2試合分のみ)。にもかかわらず、レギュラークラスの選手と同等に実戦でプレスをかけることができるというのは、チームの規律という面で高い水準にあることを示している。このプレーに年間勝者のディシプリンを見た。

もっとも、中野、浅野は完全に封じられていたわけではない。浅野は53分にはこの試合で初めて持ち前のドリブル突破を見せてコーナーキックを獲得したし、中野は2回以上(スローから相手2人をかわした11分など)成功させてチャンスを作った。しかし、両者ともこの数回にとどまってしまった。ベレーザの有吉や、新潟の小原のように自分で前線に上がって勝負できるタイプのサイドバックがいれば、湯郷にも別の選択肢は生まれたはずだが、現在はそういった選手がいないのが現状だ。


福元の負傷と代わって入った青柳について

この試合の20分台に、湯郷のキーパー福元がペナルティエリアにボールが入るか入らないないかというところに飛び込んできたボールをヘディングでクリアしようとしたときに、浦和の後藤と衝突してしまうアクシデントがあった。これによって、福元は左目付近を負傷し、退場を余儀なくされた。代わりに急遽、シーズン途中から加入した青柳麻理鈴が入った。

ここで、十分にアップする時間がなかったことを加味する必要があることを前提にして、初出場となった青柳について触れておきたい。ゴールキックの正確さにおいては、やはり代表の福元と比べても見劣りしてしまう部分はある。だが、後半1分に浦和の岸川が放った枠内へのミドルシュートを、弾いても十分ファンプレーというところをダイビングキャッチでセーブし、キャッチング能力の高さを初出場で自ら証明したと言える。自身が出場した後に3失点となってしまい、デビューとしては「ほろ苦」かもしれないが、今後を期待できるキーパーだろう。

両チームの間で今期6度目の対戦があるとすれば、皇后杯決勝まで共に勝ち進んだ場合となる。

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ASエルフェン埼玉のゴールキーパーで、2011年までは日本女子代表としても活躍し、2011年のワールドカップ優勝時のメンバーでもあった山郷のぞみが、現役生活に終止符を打った。前日に一部で報道があったが、12月9日にクラブの公式サイトで正式に発表された。山郷のプレーが見られるのは、今回の皇后杯が最後となる。

関連記事

女子サッカー関連者のTwitter上でのコメント

大友麻衣子

宮本ともみ

天野実咲

山郷のぞみのコメント(エルフェン公式サイトより引用)

女子リーグに初出場してから21年目の今シーズン、現役引退を決めました。
女子サッカーの苦難の時代から現在に至るまで、応援してくださったサポーター、
関係者、先輩、そして喜びも苦しみも分け合い一緒に闘ってきた仲間に、心から
感謝します。悔いのないサッカー人生を送れたのは皆さんのお陰です。
最後の大会となる皇后杯でも、自分らしく、チームメイト、スタッフと全力を尽くします。

女子ブンデスリーガ第12節の上位対決、フランクフルトvsバイエルンミュンヘンの試合で、先制点を決めバイエルンの2-1の勝利に貢献した岩渕真奈が、今節の週間MVPにノミネートされた。岩渕のゴールは、女子ブンデスリーガ公式サイトのゴールダイジェストの20秒から見ることができる。

岩渕を含むノミネート6選手は、以下の通り。なお、前節の受賞者は、ヴォルフスブルクのレナ・ゲースリング。発表は今週中になされる予定だ。

  • ポーリーン・ブレマー(ポツダム)
  • 岩渕真奈(バイエルン)
  • Dolores Jacome Silva(デュイスブルク)
  • Ria Percival(イエナ)
  • Ramona Petzelberger(レバークーゼン)
  • アレクサンドラ・ポップ(ヴォルフスブルク)

バイエルンミュンヘンは現在、ヴォルフスブルクと勝ち点2差で、女子ブンデスリーガで2位に付けている。両チーム共に今シーズンまだ負けなし。女子ブンデスリーガは次の第13節を終えると、ウインターブレイクに入る。最下位再開は2015年の2月15日からの予定となっている。

12月6日にカナダの首都オタワでFIFA女子ワールドカップ2015カナダ大会の抽選会が行われた。グループ分けの結果は、以下の画像にある通り。なでしこジャパンは、スイス、カメルーン、エクアドルと同じグループCに入った。決勝トーナメント進出という観点からすれば、どのチームにとってもチャンスがある恵まれた結果となったと言える。


一方で、「死の組」となったグループもある。グループDがそれだ。シードのアメリカを筆頭に、シードにギリギリで入れなかったスウェーデン、 今年のU-20ワールドカップでは準優勝し若手の活躍が著しいナイジェリア、そしてアジアカップ準優勝のオーストラリアの4チームがせめぎ合う格好となる。

(抽選会に参加した佐々木則夫監督)

日本代表の試合予定(日付は現地)
6月8日(月) 日本 vs スイス BCプレイス(バンクーバー)
6月12日(金) 日本 vs カメルーン BCプレイス(バンクーバー)
6月16日(火) エクアドル vs 日本 ウィニペグ・スタジアム(ウィニペグ)

今回の結果をどう見るかについては、一例をあげると、『世界一のあきらめない心』の著者である江橋よしのり氏が自身の見解ツイートを詳しくまとめていらっしゃるので、以下のツイート内のリンクも御覧ください。


当サイトでは引き続き、各国の代表はそれぞれの結果をどうみたかなど、掘り下げた内容の記事を公開する予定です。また、筆者に余裕があれば、ワールドカップの特設ページを設置します。

フランス女子1部リーグのEAギャンガンが公式サイトで、大滝麻未(浦和L)との契約を発表した。公式サイトでは本人のコメントも公開されている。12月中旬にギャンガンの本拠地に到着すると書かれているので、大滝の浦和のメンバーとしての皇后杯出場はないものとみられる。


大滝は、浦和に入団する前にリヨンに所属しており、フランスでのプレーはこれが2度目となる。EAギャンガンはフランス北西部のブルターニュ地方にホームグラウンドを持つクラブ。フランス女子1部リーグは現在4強と言われているが、EAギャンガンはその4チームに付随して強いチームで、モンペリエが不調なこともあり、今季は4位につけている。チームの好調と大滝の加入もあって、「4強」に変化が出てくるかもしれない。