4月25日と26日に、女子チャンピオンズリーグ準決勝2nd legの試合が行われ、この結果フランクフルトとPSGが決勝に進んだ。
ブレンビー 6 – 0 フランクフルト (agg. 13 – 0)
FT: @BrondbyIF 0-6 Frankfurt (Boquete 7 32 84, Šašić 14 25 39), agg: 13-0. Frankfurt are through to the #UWCL final! pic.twitter.com/AK5uGYOCjg
— UEFA Women's CL (@UWCL) April 25, 2015
フラクフルトはアウェイでブレンビーと対戦した。1st legの試合で7-0と圧勝していたが、ボケーテとシャジッチがそれぞれハットトリックを決め、この試合でも6-0で快勝した。2戦合計13-0とし、およそ準決勝とは思えない結果で決勝へと進んだ。なでしこジャパンの安藤梢は、この試合にフル出場した。
準決勝でこのようなスコアが出てしまうことに関しては、選手側からも苦言が出ており、フランクフルトのボケーテも1st leg終了直後のツイートで、「なんという勝利!フランクフルト7-0ブレンビー…。女子サッカーにとってはベストな結果とは言えないけれど、やることはちゃんとやった。ベルリンでの決勝が見えてきた!!」とコメントしており、スウェーデン代表でローゼンガード所属のショランも「勝っている方も負けている方も見ていて面白くないでしょう。女子サッカーへの関心にも影響し得えます」と発言したとされる(該当のツイート)。
フランスのリーグを9連覇しているリヨンが一つ前の大会でポツダムと戦って早々と去り、今大会でも決勝に進んだPSGと早い段階で当たって、2年連続でベスト16で終わったことからもシーディングでの調整面で、このフラクフルトの大勝はUEFAの運営面で課題を突きつけたと言える(ちなみに、この記録がでるまでの、準決勝における最も差のついた試合は、2006年のウメオとKolbotnの間の対戦でその時は2戦合計で11-1という結果だった)。
ダイジェスト動画
PSG 1 – 2 ヴォルフスブルク (agg. 3 – 2)
この日のヴォルフスブルクのスタメンには、ゲスリングが復帰した。なでしこジャパンの大儀見優季はセンターフォワードで先発出場し、83分にシミッチと途中交代した。ホームで迎えた1st legを0-2で落としているヴォルフスブルクは、この日も開始早々に失点をしてしまい、2戦合計で0-3としてしまう。しかし後半、62分から入った昨季UWCL得点女王のミュラーが71分に得点すると、続けてJakabfiが得点し、この試合の逆転に成功する。あと1点入れれば、2戦合計3-3となり、アウェイゴールで勝って大逆転で決勝進出となるところだったが、その1点は入ることはなかった。
Congratulations to PSG's women's team for advancing to the @UWCL final after beating Wolfsburg 3-2 on aggregate! pic.twitter.com/7vLtqN4adb
— PSG English (@PSG_English) April 26, 2015
以上のとおり、決勝はフランクフルトとPSGとの間で行われることになった。5月14日にベルリンでキックオフとなる。フランクフルトは勝てば2007-08シーズン大会以来の優勝、PSGは勝てば初優勝となる。また、PSGのリラ・アルシにとってはこの決勝が初めての古巣対決ともなる。