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フランクフルトとPSGによるUWCL決勝のひとつの見方

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日本時間で15日1時にキックオフとなる、フランクフルトとPSGによる女子チャンピオンズリーグ(UWCL)決勝は、ヨーロッパ女子サッカーの分水嶺になるかもしれない。一言で言うと、それはフランクフルトはこの危機を乗り越えられるのか、ということになるだろう。

視点

フランクフルトは、今シーズンの女子ブンデスリーガを3位で終え、2位以上に与えられるUWCLの出場権を得ることができなかった。これは、国際舞台で活躍する場を求める選手にとっては都合が悪いものとなる。具体的には、今シーズンが始まる前にフランスリーグのクラブからオファーがあり自身も関心を示していたマロジャン、先日フランクフルトとの契約更新を保留したシャジッチといった選手が他チームへと流出してしまう可能性があるということを意味する。既にフランクフルトには今シーズンが始まる前に、ベーリンガー、アルシといった主力選手が移籍してしまい、ボケーテとフィッシュロックというNWSL終了後の選手を応急処置的に新規加入させざるを得なかった。ベテランで中心選手のひとりであるガーレフリーケスが来シーズンで引退を決めていることからも、なんとか戦力を保持し、ヨーロッパとドイツ国内で勢力を保つためには、今回の決勝でトロフィーとともに来期のUWCLの出場権を掴む必要がある。

こうしたフランクフルトの決勝での対戦相手がPSGだというのは、象徴的なものがある。PSGは昨シーズン前に大きな補強を行っており、それが決勝進出という結果につながっている。リーグではリヨンに2敗し優勝を逃したものの、UWCLではそのリヨンと3連覇を狙ったヴォルフスブルクを破るなど快進撃を見せている。PSGはまだ女子チームの補強には飽き足らないようで、上で述べたシャジッチに関心を示しているということがレキップで伝えられている。アルシに続いてシャジッチまでフランクフルトから獲得しようとしているのだ。PSGはこの決勝でフランクフルトを破ることができれば、フランクフルトを弱体化させ、またそのことによって最近のリヨンやヴォルフスブルクのように一つの時代を築くことになるかもしれない。

事実

  • PSGは中心選手のフランス代表アルマウイ、スウェーデン代表のセガーが出場停止処分になっているため決勝に出場することができない。また、リヨン戦では出場していたフォワードのリンジー・ホランが長期離脱している最中である。また、アルシ、ヘニング、ジョルジュの出場が危ぶまれている。
  • フランクフルトは出場停止処分者はいないが、Kuligが怪我で出場できず、またスペイン代表のボケーテの出場が足首の怪我で出場を危ぶまれている。また、これまでUWCLに出場してきたフィッシュロックはシアトルに帰ってしまっている。
  • フランクフルトとPSGは2011-12シーズンのUWCL Round 16で対戦しており、その時は <フランクフルト 3-0 PSG、PSG 2-1 フランクフルト>という結果で、フランクフルトが勝ち進んだ。
  • PSGは今回が初めてのUWCL決勝で、フランクフルトはこれまで最多の3回の優勝経験がある。

 

参考リンク