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Month: 5月 2015

2014年のIWCC終了後にEAギャンガンに移籍していた、大滝麻未が現役引退を明らかにした。5月9日のリヨンとのリーグ最終戦終了時には、一部の現地のサポーターがこのことをツイートしていたが、5月15日に更新されたブログ記事の中で「これは私にとってサッカー人生最後の試合でもありました。相手が古巣のリヨンだったのもきっとなにかの縁だったと思います」と大滝自身がコメントしたことで、これが事実上の公式発表となった。記事の中ではこれまでのサッカー人生を回顧する部分もある。

早稲田大学卒業後の2012年からリヨンでプレーし、銀メダルを獲得したロンドンオリンピックのなでしこジャパンでは、FWのバックアップメンバーとして有吉佐織、上尾野辺めぐみ、山根恵里奈とともにチームに帯同した。その後、2013年夏に浦和レッズレディースに移籍し、低迷していたチームに活気をもたらす。2014年には出場機会も増え、キャプテン後藤が不在の中まわってきたスタメン起用で2ゴールを決めたり(レギュラーシリーズ第3節)、清家貴子の2分であげた2ゴール(エキサイティングシリーズ第4節)に対してともに起点になったりして活躍し、チームの優勝に貢献した。

ドイツ代表としてこれまで138試合に出場しているナディーン・アンゲラーが今季限りで引退することを発表した。今年のワールドカップ終了後に代表から引退し、ポートランド・ソーンズでのクラブチームの活動も今シーズンいっぱいとする。アンゲラーは現在36歳で、2013年には、UEFA女子ユーロの決勝戦で2本のPKをとめる活躍をしてドイツ代表を優勝に導き、そのシーズンのFIFAの年間最優秀選手にも選ばれた。

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14日18時より行われた女子チャンピオンズリーグ決勝は、イスラッカーの劇的な後半アディショナルタイム2分のゴールによって、フランクフルトが2-1でPSGを破り、4度目の優勝を果たした。フランクフルトはこの勝利によって、来季のUWCL出場権を獲得し、自らの勢力を保つことになるだろう。

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日本時間で15日1時にキックオフとなる、フランクフルトとPSGによる女子チャンピオンズリーグ(UWCL)決勝は、ヨーロッパ女子サッカーの分水嶺になるかもしれない。一言で言うと、それはフランクフルトはこの危機を乗り越えられるのか、ということになるだろう。

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5月10日に行われた女子ブンデスリーガ最終節で、バイエルン・ミュンヘンが2-0でエッセンに勝利し、ヴォルフスブルクとフランクフルトの直接対決が1-1の引き分けとなったため、バイエルンのリーグ初優勝が決定した。また、この結果、ヴォルフスブルクが2位となり、UEFA女子チャンピオンズリーグの出場権を手に入れた。

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5月10日にいよいよ女子ブンデスリーガは最終節を迎える。優勝争いは、ヴォルフスブルク、バイエルン、フランクフルトの3チームで、勝ち点差はそれぞれ1ずつしかない。残り2節となった時点で、優勝争いの可能性について記事にしたが、その後の第21節では上位3チームが予想通りそれぞれ勝利した。その結果、順位表は次のようになっている。

女子ブンデスリーガ残り1節時点の順位
# チーム 勝ち点 得失点差
1 ヴォルフスブルク 54 63
2 バイエルン 53 47
3 フランクフルト 52 55

さて、フランクフルトとヴォルフスブルクの直接対決と2位のバイエルンとエッセンの2試合は、両試合共に、DFB TVでストリミーング中継される。半分ずつ2つのブラウザを開いて、その行方を見届けたい。キックオフ時間は日本時間で10日21時で共通している。

最後に改めて、それぞれのクラブが優勝するための条件を記しておくと、ヴォルフスブルクは最終節勝てば優勝が決まる。ただ、引き分け以下だと、バイエルンが勝った場合に、バイエルンに優勝を譲ることになる。2位のバイエルンは、優勝するためには最終節で勝たなくてはならない。相手はポツダムに次ぐ5位のエッセンであるため油断はできない。最後に、3位のフランクフルトは、こちらも勝利が必須条件。その上で、バイエルンが、引き分け以下であれば、逆転優勝が決まる。

昨年のIWCC終了直後の12月中旬から、フランス女子1部リーグのEAギャンガンに移籍していた大滝麻未が、リーグ復帰後公式戦で初めてゴールを決めた。さらに、この21節のアルビとの試合では計2ゴールを上げており、2-1での勝利に大きく貢献した。

以下はリーグ第21節のゴールダイジェスト。大滝のゴールシーンは、6分51秒から見ることができる。


D1 Féminine – Journée 21 – les buts ! 投稿者 ffftv

大滝は入団直後の12月には出場機会はなかったものの、ウインターブレイク明けから徐々に出場機会を増やし、3月29日のイッシー戦ではフル出場していた。

今シーズンのギャンガンはシーズン終盤まで好調を維持し、ジュビジー、そして調子を上げてきたモンペリエとともに、接戦で3位を争っている。最終節の相手がリヨンであるということがギャンガンにとってはやや不運だが、古巣対決となる大滝に奮起を期待したい。なお、このリヨンとの試合は、こちらのリンクからUstreamで中継される予定だという。キックオフは5月9日22時から。

3位争いの状況

  • 3位 : ジュビジー、勝点63、得失点差25、最終節の相手はソワイヨー
  • 4位 : ギャンガン、勝点63、得失点差12、最終節の相手はリヨン
  • 5位 : モンペリエ、勝点62、得失点差34、最終節の相手はイッシー

FIFAワールドカップカナダ大会に挑むなでしこジャパンのメンバー23人が、5月1日に発表になった。最大の焦点となっていた澤穂希は、23人のメンバーの中に入った。

なでしこジャパン女子W杯2015招集メンバー
名前 Pos. # 生年月日 身長 所属クラブ
福元美穂 GK 1 1983/10/02 165 湯郷ベル
海堀あゆみ GK 18 1986/09/04 170 INAC
山根恵里奈 GK 21 1990/12/20 187 ジェフL
熊谷紗希 DF 4 1990/10/17 173 リヨン
岩清水梓 DF 3 1986/10/14 162 ベレーザ
川村優理 DF 20 1989/05/17 167 ベガルタ
鮫島彩 DF 5 1987/06/16 163 INAC
有吉佐織 DF 19 1987/11/01 159 ベレーザ
上尾野辺めぐみ DF 12 1986/03/15 157 新潟L
北原佳奈 DF 23 1988/12/17 173 新潟L
近賀ゆかり DF 2 1984/05/02 161 INAC
宇津木瑠美 MF 13 1988/12/05 168 モンペリエ
川澄奈穂美 MF 9 1985/09/23 157 INAC
阪口夢穂 MF 6 1987/10/15 165 ベレーザ
宮間あや MF 8 1985/01/28 157 湯郷ベル
澤穂希 MF 10 1978/09/06 165 INAC
安藤梢 MF 7 1982/07/09 165 フランクフルト
田中明日菜 MF 14 1988/04/23 164 INAC
永里亜紗乃 MF 22 1989/01/24 165 ポツダム
大儀見優季 FW 17 1987/07/15 168 ヴォルフスブルク
大野忍 FW 11 1984/01/23 156 INAC
菅澤優衣香 FW 15 1990/10/05 168 ジェフL
岩渕真奈 FW 16 1993/03/18 155 バイエルン

これらの他にサポートメンバーとして、今月18日から29日にかけて行われる国内合宿に帯同する選手が各ポジション1人ずつ選ばれている。ゴールキーパーでは、山下杏也加(ベレーザ)、ディフェンダーでは村松智子(ベレーザ)、ミッドフィルダーでは杉田亜未(伊賀FC)、そしてフォワードではAC長野パルセイロの横山久美が選出された。

6度目の出場となる澤穂希は、この発表を受けて神戸で行われた記者会見で次のように述べた。

--率直な感想は
 「(あまりのフラッシュの多さに戸惑いの笑みを浮かべる)私自身6度目の出場することができました。本当にここまで来るのには、いろいろなことがありましたが、今まで支えてくれた方すべてに感謝して、自分が経験してきたことを今回のW杯でも発揮したいです」(産経新聞 – “「ここまでいろいろなことが…」W杯6度目選出の澤が喜びの会見“)

澤は昨年は代表から遠ざかっていたが、クラブではコンスタントに試合にで続けており、松田監督に変わった今年からは、5試合終了時点ですべての試合にフル出場し、なおかつ昨季の合計得点2に早くも並んでいる。このような好調が選出を後押しした面は確かだろう。

また、澤を含む7人の代表選手を送り出すことになるINACだが、今回は高瀬の名前が欠けている。代表の発表と同日になされたクラブの公式記事によると、右膝外側半月板損傷の怪我のため、4月30日に手術をしていたといい、全治は6週間だという。

なでしこジャパンは、5月24日にニュージーランドと、28日にイタリア代表と親善試合を行った後、6月9日にスイス代表との本大会第一戦に臨む。