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先日ワールドカップのために今年クラブチームでのプレーをしないことを公表したアビー・ワンバックとシドニー・ルルーが互いにトレードで移籍することが決定した。来季ルルーは、再び東海岸に戻り、今度はウエスタン・ニューヨーク・フラッシュ(WNYフラッシュ)でプレーすることになる。

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アメリカ女子代表でWNYフラッシュ所属のアビー・ワンバックが、現地時間の18日に、万全を期してワールドカップに臨むために、2015年シーズンは大会終了後も含めてクラブチームでプレーしないことを公表した。「現段階で、必要なことはメンタル的にもフィジカル的にもこの夏のために備えて置くこと。私が集中すべきことはただひとつ、アメリカが再びワールドカップを獲得するのに貢献すること」とWNYフラッシュのサイトを通じてワンバックは語っている。

この決断に対して、WNYフラッシュの会長Alex Sahlenは以下のように語った。「アビーのような選手を手放すのは難しいことだが、これまでの2年間の、チームだけならずロチェスターと西ニューヨークコミュニティー全体への貢献にはとても感謝している。アビーと他の代表選手のワールドカップでの幸運を祈っている」。

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日本時間の12日26時30分から、スイスのチューリッヒにてFIFAの年間表彰式が行われる。表彰式の様子はすべてYouTube上で生中継される。女子サッカー的には、3つの注目ポイントがある。

まず、FIFA年間最優秀選手賞の発表だ。これは、マルタ、ワンバック、ケスラーの3選手が最終候補に残っている。この中で、5年連続受賞の経験があるマルタ(2006,2007,2008,2009,2010)とワンバック(2012)が最終候補の常連であるのに対して、ケスラーだけが未だ受賞経験がない。ケスラーが受賞すれば、史上7人目の最優秀選手が誕生することになる。

ふたつ目は、なでしこジャパンの佐々木則夫監督が最優秀監督に選ばれるか、というところだ。争うのは、2人のドイツ人監督。ひとりは、マレン・マイナートU-20ドイツ女子代表監督で、もうひとりはヴォルフスブルクのラルフ・ケラーマン監督だ。今回は一昨年のUEFA 2013のような大きな大会もなく、ファイナリスト常連のスンダーゲ監督もいない。混戦と言えるだろう。

最後は、プスカシュ賞のファイナリストに残った唯一の女性選手であるステファニー・ロシュの受賞の行方だ。ライバルとなるのは、男子ワールドカップでのハメス・ロドリゲスとロビン・ファン・ペルシーのゴール。こちらはインターネット上の投票によって決定される。

 

FIFAはヨーロッパ標準時で12月1日の17時から、女子年間最優秀選手賞のノミネート10選手の中から最終候補3名を発表した。この模様はYouTube上で生中継された。[関連記事: 「宮間、川澄がなでしこから選出。 FIFA女子年間最優秀選手のノミネート10選手発表」]

この結果、最後の3名に残ったのは、すでにこの賞では常連の、アビー・ワンバック(WNYフラッシュ)とブラジル代表のマルタ(ローゼンガード)、そして、ヴォルフスブルク所属でドイツ代表のナディーン・ケスラーに決まった。なでしこジャパンの宮間あやと川澄奈穂美はAFCに続き惜しくも受賞を逃す形になった。

また、女子サッカー関連では、女子チームの監督部門での最終候補が発表され、佐々木則夫(なでしこジャパン監督)がラスト3に残った。他の2名には、マレン・マイナート(ドイツU-20女子代表監督として2014カナダ大会優勝)とラルフ・ケラマン(ヴォルフスブルク監督としてUWCL2連覇)が選ばれている。なお、高倉麻子U-18日本女子代表監督と、シアトル・レインのローラ・ハーヴィ監督らは選出されなかった。

これらの賞と併せて、男女の区別がないプスカシュ賞のファイナリストも発表された。唯一女性としてノミネートされていたステファニー・ロシュのゴール(下動画)が、ワールドカップでのファン・ペルシーとハメス・ロドリゲスのゴールと並んで残った。

最終発表は来年の1月12日の予定。

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10月26日(現地)にCONCACAF予選の決勝戦が行われ、アメリカ女子代表がワンバックの4ゴールを含む6得点でコスタリカを圧倒し、優勝した。初戦のトリニダード・トバゴとの試合は1-0と苦戦したものの、終わってみればアメリカ代表は予選の全5試合においてトータル21得点無失点で全勝。2011年のドイツワールドカップの予選時には、イタリアとのプレーオフに勝った末でやっとの事で獲得した出場権だったが、今回は無難な予選大会となった。


やはり注目に値するのは、アビー・ワンバックの4得点だ。今年のアルガルベでアメリカ代表は不甲斐ない結果に終わったが、その際にアメリカ代表サポーターの間でおそらく最も批判されたのは、ワンバックだった(その後解任されたサーマンに監督に対しては「スンダーゲが怠ってきた世代交代を今やってくれている」というような擁護する立場が一部にあった)。また、NWSLのシーズンでは、怪我で離脱していたこともあり、出場試合は全24試合のうち10試合にとどまった。そのワンバックが、決勝の4得点に加え、1-0で勝利した初戦のトリニダード・トバゴ戦でも決勝点を上げる活躍。大会を通じては全7ゴールと奮起した。
以下は決勝戦のハイライト。

※この記事は女子ワールドカップカナダ大会の人工芝問題 (第一回あらすじ)の続きです。後からでも構わないので第1回もお読みになることをお勧め致します。


選手達がワールドカップの人工芝開催に対して、なぜ反対の声を上げているのかを疑問に思っている人もいるかもしれない。というわけで、第2回である本記事では、選手達が人工芝の使用に反対する理由を、実質的な被害と男女差別的な側面の2つに分けて取り上げることにする。

実質的な被害

選手らが人工芝に大きく抗議していることが明らかになった時、筆者の頭にすぐに思い浮かんだのは、オーストラリアでのリーグを終えたアンゲラーが、アメリカに渡って間もない時期(2014年1月)にTwitter上にアップした一枚の画像だった(下の写真左)。この写真とともに、「人工芝が信じられないほど身体に良い」もので「カナダでプレーするのが待ち遠しい」と皮肉を込めてアンゲラーは語っている。

この写真がショッキングなものであったため、筆者はこれ以降、選手達のツイートを注視した。すると、シアトル・レインのキャプテン、キーリン・ウィンターズも7月に同じように焼けた跡を公開した。一つ前の記事でコービー・ブライアントが紹介したシドニー・ルルーの写真も然りだ。

思い切ったプレーをすると怪我をする。

この点に関しては、ワンバックがニューヨーク・タイムズのインタビューで応えたことにも少し関連してくる。ワンバックは直接火傷の恐れを口にしないが、ファンペルシーがブラジル大会で見せたようなダイビングヘッドを跳ぶことはないと口にする。その理由は、ファンペルシーらがプレーした天然芝とカナダ大会の人工芝のフィールドでプレーすることは全く別のことだからだという。また、ワンバックのゴールパフォーマンスと言えば、コーナーフラッグまで行って、両膝ですべるのがお決まりの喜び方があるが、これも人工芝では見る事ができなくなるだろうとニューヨークタイムズは書いた。

別の被害として、BBC取材に応えた元イングランド代表のホワイトは、「人工芝だと試合のテンポが悪くなる。ボールの跳ね方はまばらだし、選手が怪我することも増える」と述べている。FIFAはプレーのクオリティを保つ為の人工芝の基準を厳格に定めてはいるものの、実際にプレーする選手にはまだ違和感があったようだ。

他に、ワシントン・スピリット所属でアメリカ女子代表経験もあるヤエル・エイヴァーブッシュは、9月6日にニューヨーク・タイムズに寄稿した文章のなかで、人工芝のマイナスの側面について網羅的に語っている。芝生による火傷に加えて、プレーした後の疲労がたまりやすいこと、表面温度が高温になること(例えば、NWSLのプレーオフ準決勝、FCカンザスシティとポートランドの試合は、人工芝上で行われたが、その時のピッチ表面の温度は、摂氏70度まで上がっていたことが公式にではないが一部報告されている)などで、また、付随して選手がスライディングなどの激しいプレーをためらってしまうのではないかということを心配している。

ワールドカップでのスライディングといえば、2011年の決勝戦でアレックス・モーガンのペナルティエリア内の進入を阻止した岩清水梓の延長戦後半の決死のスライディングが思い浮かぶ。あのような神がかったプレーが人工芝であることによって抑圧されてしまうことになるなら、それはとても残念なことだ。


男女差別的な側面

今回の問題が、これまで述べてきたようなピッチ上の実質的な被害にとどまらないのは、男女差別的な側面を含んでいると選手達が強く認識していることによる。先ほど登場したワンバックは、下に引用したツイートのように、#genderequality(男女平等)というハッシュタグを付けてツイートで抗議をしている。


何故差別になるのかについては、前回とりあげた時におおかた説明してしまった。A代表レベルでのワールドカップが人工芝のスタジアムで開催されたことは今までに無い。今回の女子ワールドカップ2015カナダ大会が初めてのことになる。前回からの引用になるが、

選手達にとっては、人工芝を推進して行きたいFIFAがカナダ大会を人工芝を利用した大会のモデルケースとして利用しようとしているのではないかと映る。ホワイト曰く、「女子が実験用モルモットであるかのよう」


とはいえ、全ての選手が問題に思っているわけではない

以上、多くの選手達が反対している例を取り上げたが、まったく違う意見の選手もいることを最後に指摘しておきたい。

アーセナル・レディース所属でイングランド代表のケイシー・ストーニーだ。8月28日に公開されたBBCでの連載において、以下のように語っている。ストーニーによれば、A代表よりも一足早くカナダのU-20ワールドカップにおいて人工芝上でプレーしてきたユースの選手達に話を聞いたところ、ボールの動きがとても早くそれが困ったことになることはときどきあったが、特に問題は無かったという。

ストーニーも、「そもそも普段から人工芝上でトレーニングをしていて、FA WSLのリヴァプールとエヴァートンの本拠地であるHalton Stadiumは人工芝だから慣れている」と付け加えている。ストーニーの人工芝問題に対する姿勢としては、FIFAを変えようとするよりも、自分たちを人工芝に順応させようというものだ。


次回予告

FIFAからの応答やっと来るなどの急な展開が予想されるので何とも言えないのですが、次回は「開催まで1年切ってるけど、スタジアムの使用は結局どうすりゃいいのか」ということを扱う予定です。選手達はボイコットするつもりは無いと述べています。開催はされることはされる。ならば、できる限り良い形で開催したい、そのポイントはどこなのか。


変更履歴

2015, 6/8 : 日本語の誤りを訂正(アーセナルLでイングランド代表の -> アーセナル・レディース所属でイングランド代表の)。

 

アメリカサッカー連盟は、100周年記念事業の締めくくりとして、女子のオールタイムベストイレブンを発表した(男子は20日発表)。

委員会が設定した候補選手のリストの中から、メディア関係者、監督、コーチ、サッカー専門家、あるいは引退した選手など56人の選考委員が投票した。基準は明確に3つ定められ、ワールドカップを中心とした代表チームの勝利への貢献度、アメリカ代表としてのキャリアの長さや全体的なパフォーマンス、そしてアメリカ代表の歴史にどれだけインパクトを与えたか、が基準となった。

ジョイ・ビーフェルドとミア・ハムに関しては満場一致(56票獲得)だった。他には、男女通じて歴代最多キャップ数(352)を誇るクリスティン・リリーが、現役選手からは、モーガン、ランポーン、ワンバックの3選手が選ばれた。ベストイレブンは以下の通り。※なお、名前は旧姓で、リンクはWikipediaへのリンクとなっている。

GK

ブリアナ・スカリー

DF

ブランディ・チャステイン

ジョイ・ビーフェルド

カーラ・ワーデン

クリスティ・ランポーン

MF

ミシェル・エイカーズ

ジュリー・ファーディ

クリスティン・リリー

FW

ミア・ハム

アレックス・モーガン

アビー・ワンバック

惜しくももれてしまった選手など、すべての選手の得票数は以下のリンクから見る事ができる。


参考リンク

U.S. Soccer Announces All-Time Women’s National Team Best XI

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