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 7月20日(現地)に行われた、NWSLのシアトル・レインとシカゴ・レッドスターズの試合結果は1対1の引き分けとなった。この引き分けによって、シアトルは勝ち点を43とし、8月下旬にリーグの上位4チームで争うプレーオフへの進出を決めた。20日の日程を終えた時点で、2位のFCカンザスシティとは9ポイント差をつけている。

 シアトルはプレーオフを除いて今シーズンでは6試合残しており、次戦は同じホームで3位のポートランド・ソーンズと対戦する。

 試合は、65分からノゲイラに代わって出場したゴーベルヤネズが先制ゴールを決めた。70分に川澄が右サイド25メートル付近からペナルティエリア内中央にクロスを入れ、流れたボールをルルー、フレッチャーとゴールエリア周辺で素早くつないで、最後はその回って来たボールをゴーベルヤネズがゴールマウスに沈めた。一方のシカゴも、その約10分後にシアトルの最終ラインでバーンズがクリアしきれなかったところをホイが奪い、そのホイのラストパスを受けホープ・ソロと1対1となったクリステン・プレスが落ち着いて決めて同点とした。

 なお、今回の試合では、メーガン・ラピーノが再びスターティングメンバーに復帰した。代わりにサブに入ったのは、同じアメリカ代表メンバーのシドニー・ルルー。2人は、51分に入れ替わった。なでしこジャパンの川澄奈穂美はフル出場した。


参考リンク

 アメリカ代表は今年に入ってから、カナダと1試合、ロシアと2試合の計3試合を行っている。結果はいずれも勝利で、スコアはそれぞれ1-0、7-0、8-0となっている。大勝した試合は、格下ロシアということもあるものの、それを差し引いて考えても高い攻撃力を誇っていることには変わりない。

 “杖のとれたモーガン しかしファンからは「焦らないで」”で記事にしたように、アメリカ代表は現在アレックス・モーガンという攻撃の柱を怪我で欠いている。しかし、それでもこれだけの攻撃水準を維持しているのは、フォワードの層の厚さに由来する。

2014年1月に行われたアメリカ対カナダの試合のアメリカ代表のフォーメーション

 アメリカ代表のサーマンニ監督は、今年に入ってからはいずれも4-4-2のフォーメーションで試合に挑んでいる。そのフォワードのうちの左側はワンバックでほとんど固定だが、そのもう一方を主に2人の選手がモーガン不在を感じさせない程、実力でカバーしている。ルルーとプレスの2人だ。

 シドニー・ルルーは、モーガンよりも1歳下の現在23歳の選手。クラブはシアトル・レイン所属。年齢的には若いが、既に代表キャップ数は46で、通算ゴール数は26に及ぶ。先日のカナダ戦の決勝ゴールはルルーによるものだった。プレイスタイルとしては、見方が前線にロングボールや長めのスルーパスを放り込み、自らは脚の速さをもってボールに直進し、脚下に納めた後はキーパーとの1対1に持ち込んでゴールというパターンがよく見られる。これはどことなくモーガンを想起させる。

 一方の、クリステン・プレスは昨年A代表デビューした選手で、2013年は12試合に出場し、8ゴールと活躍した。1988年12月29日生まれの現在25歳。今年に入ってからは、いずれもフル出場ではないが、3試合すべてでプレーし、ロシアとの2試合のうち3ゴールを上げている。クラブチームでは、NWSLのシカゴで4月からプレーする事が決まっているが、2013シーズンでは、スウェーデンリーグのティレソーに所属していた。リーグ戦では20試合に出場し、23ゴールの活躍を見せた。

2014年2月8日に行われたアメリカ対ロシアの試合のアメリカ代表のフォーメーション

 アメリカ代表のフォワードでは、ワンバックとこの2人の他に、代表100キャップ越えの経験ある中堅のロドリゲスと、バイエルン・ミュンヘンLで着実に結果を残し実力をつけている長身のサラ・ヘイゲンがいる。

 なでしこジャパンとしては、岩清水、熊谷のコンビで、シンクレア、シェリンをロンドンオリンピックで封じたことからも、実力的には十分対応可能なことは明らかだ。しかし、フォワードは抑えたものの、2列目の選手にしてやられたというのがロンドン五輪決勝でのロイドによる2ゴールだった。

 メンバーがほとんど完全に揃った上での日本代表で、なおかつアメリカ代表が相手という好カードはあの決勝以来。キックオフは5日21時45分(日本時間)で、テレビ放送はTBS系列で行われる。

2014年2月13日に行われたアメリカ対ロシアの試合のアメリカ代表のフォーメーション


 ちなみに、モーガンの怪我の経過状況は、3月3日に自身のTwitterにアップロードされたリハビリの様子の写真(参照)から、まだ左足首のサポートブーツが取れていないことが確認できる。開幕に間に合うかどうかはまだ未知数といったところだろう。

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