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大儀見とアーセナルの日本人デュオが去ったとはいえ、注目に値するイングランドのFA WSL。2015年シーズンの試合日程が26日に明らかにされた。すべての日程は、FA WSL公式サイトで見ることができる。

ワールドカップとの日程的な兼ね合いについては、5月10日にワールドカップ前最後の試合が行われ、7月12日からリーグ再開となる。また、リーグ戦と並行して行われていたコンチネンタル・カップは、カナダ大会終了後のシーズン後半に行われる。カップ戦の日程は近日中に発表される予定。

開幕戦は、3月25日に行われる予定で、昨年2連覇を達成したリヴァプールと今季から1部に昇格したサンダーランドが対戦する。

 イングランドのリーグ、FA WSLは10月 日で全日程を終了し、3チームの間で最終節まで争った優勝の座をリヴァプール・レディースが勝ち取った。リヴァプール・レディースは、最終節前の段階では3位で、優勝のためには厳しい条件をクリアする必要があったが、最後の最後で逆転した。これで2013年に続いて、2年連続のタイトルとなった。


 大儀見優季とチ・ソヨンの所属する、チェルシー・レディースは、マンチェスター・シティに勝利すれば優勝が決まる可能性があったものの、1-2で敗れたために、リーグ初タイトルは叶わなかった。大儀見も後半ロスタイムにヘディングで相手ゴールに迫る惜しいシーンがあったが、得点を奪う事はできなかった。
 以下の動画は、優勝を決めた試合のリヴァプール戦のハイライト動画。リヴァプールの試合は、チェルシーの試合よりも数分早く終了したために、チェルシー・レディースの結果を緊張しながら待つ選手の姿も最後に映されている。

FA WSL 2014シーズン結果 (背景色付きのチームはCL出場と降格チーム)
順位 チーム 試合 勝点
1 リヴァプール・レディース 14 7 5 2 19 10 26
2 チェルシー・レディース 14 8 2 4 23 16 26
3 バーミンガム・シティL 14 7 4 3 20 14 25
4 アーセナル・レディース 14 6 3 5 24 21 21
5 マンチェスター・シティW 14 6 1 7 13 16 19
6 ノッツカウンティL 14 4 6 4 12 8 18
7 ブリストル・アカデミーW 14 5 1 8 18 24 16
8 エバートンL 14 0 4 10 10 30 4

 チェルシー・レディースのエマ・ヘイズ監督が、チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督とチームマネジメントについて定期的に会話をしていることを明かしたとBBCが報じている(BBC -“Chelsea Ladies coach Emma Hayes guided by Jose Mourinho”)。

 ヘイズ監督によれば、モウリーニョ氏はクラブ全体にとても強い関心を持っていおり、ヘイズ監督とは女子サッカー選手の質の向上について話をしているという。また、チェルシーというクラブは、男女や世代のカテゴリを問わず強い連帯があるチームだそうだ。

 チェルシーは過去3年で6位以上になったことはないが、今シーズンは今のところ(9月23日現在)首位をキープしている。今シーズンは、大儀見が初めからいる最初のシーズンであり、また、オフには、チ・ソヨンの加入、そしてバーミンガム・シティから、レイチェル・ウィリアムズとラウラ・バセットの2人のイングランド代表選手を獲得していた。

 チェルシー・レディースの今シーズンの好調ぶりは、この戦力の充実以外にも、男子チームとの連携の強さが理由としてあったと言えるだろう。男子チームのレディースチームとして存在している女子サッカーのチームは、なでしこリーグやその他のリーグにも数多くある。男女問わずクラブ全体としての結びつきを強めることが、女子サッカークラブの成績向上の鍵になることもあることを、今年のチェルシーが示していると言えるだろう。もっとも、モウリーニョほどの名将が世界のあちこちにいるわけでは無いが。

 FA WSLもシーズンの終盤に入った。チェルシー・レディースは、リーグ戦を後2試合残しており、10月5日にホームで最下位のエバートン・レディースとの試合を、10月12日にアウェイでマンチェスター・シティー・ウーマンとの試合を控えている。チェルシーの勝ち点は23で、3位までが22(リヴァプール)、21(バーミンガム)と1差で続くため、チェルシーレディースが優勝する為には(そしてUWCL出場権獲得のためにも)両試合とも負けられない。

6月1日のFA CUP決勝戦をもってシェリー・カー元監督が退任して以降、なかなか正式な監督が決まることのなかったアーセナル・レディースだが、先月下旬になってようやく新たな監督が発表された(Arsenal “Losa appointed as Ladies manager”)。そして、その新体制での活動が9月15日から始まった。

新たにアーセナル・レディースの監督に就任したのは、スペイン人のペドロ・マルティネス・ローサ氏で、2年間NWSLのウエスタンニューヨーク・フラッシュのアシスタントコーチを務めていた人物だ。アーセナル・レディースのGM、クレア・ウィートリー氏は「ペドロをアーセナルに迎えることができたのをとても嬉しく思います。彼はアメリカとスペインで高いレベルでの女子サッカーの指導経験があるすばらしい監督です。彼の下でチームが始動するのを楽しみにしています」と就任発表時にコメントしている。

アーセナル・レディースのロサ体制での初陣は、9月20日にアウェイで行われるブリストル・アカデミー戦となる。

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 イングランド、FA WSLコンチネンタルカップのグループリーグ最終節の全5試合が、7月13日の14時(現地時間)からそれぞれ行われた。この結果、上位4チームが戦うノックアウトステージには、チェルシーレディース、マンチェスターシティウーマン、ノッツ・カウンティレディース、そしてアーセナルレディースが進出した。

 グループ1のチェルシーレディースは、2部所属でグループ最下位のロンドン・ビーズと対戦した。チェルシーのエマ・ヘイズ監督は、大儀見、アルコーといった中心ストライカーをベンチスタートさせたが、13-0という結果で大勝した。大儀見優季の出番は最後までなかった。また、チ・ソヨンは、先発出場し、50分台に退いた。

 同じグループ1のアーセナルレディースは、こちらも2部のミルウォール・ライオネセズと試合を戦った。アーセナルは得失点差で首位を狙える位置につけていたが、4-0での勝利だったため、大勝したチェルシーにわずか2得点足らず、グループ1の2位となった。それでもこの1勝はとても価値あるだった。というのも、ノックアウトステージに進む権利を持つのは、3グループのそれぞれの首位チームと、2位の中で最も成績が良いチームと決まっていて、アーセナルはこの勝利によって、勝ち点を9から12に伸ばし、準決勝に進出することができたからだ。もし引き分けであったら、グループ3のブリストルアカデミーが勝利して勝ち点11まで伸ばしたために、ここで敗退となっていた。

 なお、このアーセナルレディースの試合で、なでしこジャパンの大野と近賀は共にベンチスタートだった。しかし、大野は後半開始から、近賀は後半途中から試合に出場した。

 ノックアウトステージは、9月上旬に行われる予定で、FA WSLの日程は、再び通常のリーグ戦へと戻る。アーセナルは、FA Women’s Cup Final 以降、5連勝中と絶好調だが、リーグ戦は、未だ1勝1分3敗で下から2番目に位置している。リーグ戦でもこの勢いを維持できるかにサポーターの期待が掛っている。次戦は、今シーズンFA Cupとコンチネンタルカップで戦った、チェルシーレディースと、7月16日(現地時間。再び中2日という過密日程!)にチェルシーのホームで行われる。


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