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FIFA女子クラブワールドカップ(FIFA Women’s Club World Cup)の設立が、チューリッヒで10日にFIFAで開かれた「女子サッカーのためのタスクフォース」で正式に提案された。

2012年から行われている、IWCC(国際女子サッカークラブ選手権)については、Equalizerの論調では「非公式な」大会とされていて、FIFA女子クラブワールドカップの開催が正式に決まった後は、こちらに統一されるものと見られる。さすがにFIFA主催となれば、ヨーロッパチャンピオンも無視するわけにはいかないだろう。

今回の会合では、2017年からの開催を視野にいれ、女子版クラブワールドカップの概要などが議論された。今回の決定は、翌日11日に行われる女子サッカーに関するFIFAの委員会でのチェックを経た後に、3月19日と20日に行われる、FIFAの執行委員会において、最終決定が下される予定となっている。なお、この3月の委員会では、2019年の女子ワールドカップ開催地(韓国かフランス)も決定されると見られ、こちらも見逃せない。

今回の議会のメンバーは次の通り。

  • モヤ・ドッド (議長、FIFA特任理事)
  • 今井純子 (JFA女子委員会 副委員長兼AFC女子委員会委員)
  • Fran Hilton-Smith (南アフリカ)
  • Nicola Demaine (ニュージーランド)
  • Vera Pauw (オランダ)

参考リンク

 

日本時間の12日26時30分から、スイスのチューリッヒにてFIFAの年間表彰式が行われる。表彰式の様子はすべてYouTube上で生中継される。女子サッカー的には、3つの注目ポイントがある。

まず、FIFA年間最優秀選手賞の発表だ。これは、マルタ、ワンバック、ケスラーの3選手が最終候補に残っている。この中で、5年連続受賞の経験があるマルタ(2006,2007,2008,2009,2010)とワンバック(2012)が最終候補の常連であるのに対して、ケスラーだけが未だ受賞経験がない。ケスラーが受賞すれば、史上7人目の最優秀選手が誕生することになる。

ふたつ目は、なでしこジャパンの佐々木則夫監督が最優秀監督に選ばれるか、というところだ。争うのは、2人のドイツ人監督。ひとりは、マレン・マイナートU-20ドイツ女子代表監督で、もうひとりはヴォルフスブルクのラルフ・ケラーマン監督だ。今回は一昨年のUEFA 2013のような大きな大会もなく、ファイナリスト常連のスンダーゲ監督もいない。混戦と言えるだろう。

最後は、プスカシュ賞のファイナリストに残った唯一の女性選手であるステファニー・ロシュの受賞の行方だ。ライバルとなるのは、男子ワールドカップでのハメス・ロドリゲスとロビン・ファン・ペルシーのゴール。こちらはインターネット上の投票によって決定される。

 

FIFAはヨーロッパ標準時で12月1日の17時から、女子年間最優秀選手賞のノミネート10選手の中から最終候補3名を発表した。この模様はYouTube上で生中継された。[関連記事: 「宮間、川澄がなでしこから選出。 FIFA女子年間最優秀選手のノミネート10選手発表」]

この結果、最後の3名に残ったのは、すでにこの賞では常連の、アビー・ワンバック(WNYフラッシュ)とブラジル代表のマルタ(ローゼンガード)、そして、ヴォルフスブルク所属でドイツ代表のナディーン・ケスラーに決まった。なでしこジャパンの宮間あやと川澄奈穂美はAFCに続き惜しくも受賞を逃す形になった。

また、女子サッカー関連では、女子チームの監督部門での最終候補が発表され、佐々木則夫(なでしこジャパン監督)がラスト3に残った。他の2名には、マレン・マイナート(ドイツU-20女子代表監督として2014カナダ大会優勝)とラルフ・ケラマン(ヴォルフスブルク監督としてUWCL2連覇)が選ばれている。なお、高倉麻子U-18日本女子代表監督と、シアトル・レインのローラ・ハーヴィ監督らは選出されなかった。

これらの賞と併せて、男女の区別がないプスカシュ賞のファイナリストも発表された。唯一女性としてノミネートされていたステファニー・ロシュのゴール(下動画)が、ワールドカップでのファン・ペルシーとハメス・ロドリゲスのゴールと並んで残った。

最終発表は来年の1月12日の予定。

 FIFAは24日、女子年間最優秀選手賞のノミネート10選手を公式ウェブサイト上で公表した。昨年の受賞者であるナディーン・アンゲラー、5年連続受賞経験のあるマルタなどと共に、なでしこジャパンからは宮間あやと川澄奈穂美が選出された。ノミネート10選手は以下の通りになっている(名前に続くカッコ内は国籍: クラブ: 主なノミネート理由、の順)。

  • 宮間あや(日本: 湯郷ベル: 日本代表主将としてのキャプテンシー。5月のアジア大会制覇とMVP獲得。そしてその賞金を寄付するなどピッチ外での行動(執筆者注:何故かなでしこリーグレギュラーシリーズ制覇についてはサイトで触れられておらず)
  • 川澄奈穂美(日本: INAC神戸: ワールドカップ優勝、ロンドンオリンピック銀メダリストとして満を持してのアメリカ移籍を、ベストイレブン選出、2度の週間MVPなど華やかな成績で飾り、シアトル・レインのリーグ新記録樹立に貢献)
  • ナディーン・ケスラー(ドイツ: ヴォルフスブルク: ヴォルフスブルクのキャプテンとしてUWCL2連覇。UEFA予選でも代表チームに貢献。)
  • ナディーン・アンゲラー(ドイツ: ポートランド・ソーンズ: アルガルベカップ優勝、ワールドカップ予選で首位を快走したドイツ代表をベテランとして引っ張った。NWSLでポートランド・ソーンズのゴールキーパーとしてプレーオフ進出)
  • ヴェロニカ・ボケーテ(スペイン: フランクフルト : ティレソーのメンバーとして準優勝、その後のポートランドではプレーオフ進出。代表では、スペイン女子代表史上初のワールドカップ出場権獲得)
  • ニラ・フィッシャー(スウェーデン: ヴォルフスブルク: クラブではヴォルフスブルクのメンバーとしてUWCL連覇、代表ではワールドカップ出場権獲得に大きく貢献)
  • ルイザ・ネシブ(フランス: リヨン: リヨンの国内カップとリーグのタイトル獲得に貢献。ワールドカップ予選でも活躍。プレーでチームメイトを鼓舞)
  • ロッタ・シェリン(スウェーデン: リヨン: ネシブと同じく、リヨンでの活躍に対する評価と、12ゴールを挙げたワールドカップ予選での代表への貢献。9月に行われたスコットランドの試合では、スウェーデンのHanna Ljungbergの持つ歴代最多ゴールに並ぶ得点をあげた。2011年、2103年に続く3度目のノミネート。
  • マルタ (ブラジル: ローゼンガード: UWCL決勝での2ゴール。その後に加入したローゼンガードでも、ミッタグらと共にクラブの国内タイトルに貢献)
  • アビー・ワンバック (アメリカ: WNYフラッシュ: アメリカ女子代表の歴代最多得点を更新中。先日のトリニダード・トバゴ戦でも決勝点)

 今後は、このリストの中から、12月1日に、3名の選手が最終候補として発表され、最終的な受賞者は来年の1月12日に発表される。

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人工芝問題に少し動きがあった。

これまでの経過
  1. 女子ワールドカップカナダ大会の人工芝問題 (第一回あらすじ) 8月23日
  2. カナダ大会の人工芝問題 2~選手達が反対する理由、あるいは反対しない理由~ 9月8日

FIFAは火曜日から団体でカナダ大会の開催予定地を巡る視察ツアーを始めた。最初に訪れたのはオンタリオ州のオタワにあるTDプレイススタジアム。FIFAの派遣団は、カナダのクラブチーム、オタワ・レッドブラックスの練習する中、スタジアムに降り立って、人工芝を注意深く観察したという。設備なども含めて総合的に視察し終えたあと、Tatjana Haenni (FIFA大会課長補佐兼女子大会委員長※FIFA’s deputy director of the competitions and head of women’s competitions)が人工芝開催について意見を求められ、こうコメントした。

「決定が変更される予定は無い。人工芝開催がフェアであるかについては何とも言えないが、決まった事は決まったことだ」

 続いて、このHaenni氏(※写真上)のコメントと並んで、カナダサッカー協会会長であるピーター・モントポリ(※Peter Montopoli、下写真の左から2番目)氏のコメントも報じられている。彼は選手たちが求めている、FIFA・カナダサッカー協会との対話が行われる可能性はほとんど無いと述べたという。曰く、「対話ということに関して言えば、大会が人工芝の上でで行われることについては長い間そういう理解があったでしょう」と述べた。

 確かに、カナダ大会開催決定から、選手達が弁護士を立てて公式に反対声明を掲げるまでには、ある程度長い期間があった。モントポリ氏はここを選手側の弱点として突いている。ところで、モントポリは人工芝問題をさておいた上で、カナダ大会の成功を以下の様に大きく意気込んでいる「もし、私たちの目標である150万人の観客を集められれば、カナダでの単一スポーツにおける過去最大のスポーツイベントとなり、男子ワールドカップを除いた最大のFIFAの大会になる」(※参考として今年行われたブラジルワールドカップの動員数は、FIFAによると、約300万人)。

 しかし、FIFAにも人工芝開催と決めたからには最善を尽くす姿勢が見られる。視察団は各スタジアムのグラウンドの表面を調査するために、専門の独立コンサルタントを雇って開催予定地を巡ることになっているのだが、この人物は、モントポリ氏によれば、2007年のU-20男子ワールドカップカナダ大会の際にも調査に当たった経験のある者だと言う。さらに、考えを変えるつもりが無いのにも関わらず、なぜわざわざコンサルタントを雇ったのかと聞かれたHaenni氏は「人工芝のクオリティは多くの人が関心を持っているからです。人工芝と言えど様々です。古いものも新しいものもある。いくつかテストをすることによって、それらの質を分類できます。どういう芝が良い芝なのかを知る助けになります」と答えた。人工芝で開催するからにはできるだけ良い芝で、という姿勢は一応見せている。

 ちなみに、オタワは12月6日に組み合わせ抽選会が行われる場所である。


参照記事


筆者より

並行するようにして、選手達は弁護士団と公式に裁判を起こすことになったようです(参照: Equalizer -“Players officially file lawsuit against FIFA, CSA over artificial turf at 2015 Women’s World Cup”)。7月の時点では、弁護士を立ててFIFAとの公式な会談を要求するという、選手からの「警告」段階に留まっていましたが、その時に「法的手段も辞さない考え」であったのをついに実行した形に成ります。

※1. FIFAのHaenni氏は「代替案は無い」と言っていますが、実は1つ提案されているものがあって、それが本来第3回で扱う予定の内容でした。これは持ち越しあるいはボツになります。※2. 訳の部分は必ずしも厳密になっていない場合がありますので、ご了承ください。

 

 9日、バロンドール最終候補3枠が発表され、女子ではアンゲラー、マルタ、ワンバックの3選手が残った。それぞれの選手の特筆事項として、アンゲラーはドイツのUEFA優勝に貢献。決勝のノルウェー戦では、PKを2本止め、1-0での勝利に大きく貢献した。マルタ(ブラジル)は、2006年から2010年まで5年連続バロンドールを受賞しており、ブラジル女子サッカーの地位向上にも貢献。スキルフルなプレーでファンを魅了している。最後に、ワンバック(アメリカ)は女子サッカー界の伝説的な選手のひとり、ミア・ハムが持っていた国際Aマッチ歴代最多得点記録158ゴールを今年上回った。

 監督部門では、ラルフ・カラマン(ドイツ・ヴォルフスブルク監督)、シルビア・ナイド(ドイツ代表監督)、ピア・スンダーグ(スウェーデン代表監督)の三人が最終候補に残った。
 フランスの強豪クラブ、オリンピック・リヨンからは、監督部門ではレール監督が、選手部門では日本の熊谷とスウェーデンのシェリンがベスト10に入っていたが、最後の3枠までは届かなかった。また、バロンドール発表と同時に受賞者が決まる、FIFA主催大会での最も優れたゴールを表彰するプスカシュ賞のベスト10には、ネシブ(フランス)がノミネートされていたが、こちらも3枠には入ることができなかった。

 惜しくも、3枠に入ることができなかった7人の選手は以下の通り。
フィッシャー(スウェーデン) / 熊谷(日本) / モーガン(アメリカ) / 大儀見 (日本) / シェリン(スウェーデン) / シンクレア(カナダ) / Lena Goeßling(ドイツ)
  受賞者が最終的に決定するのは来月の13日。

 参考リンク
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